こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
みなさんの携帯に、以下のような着信があったことはないでしょうか?
迷惑メールや迷惑電話などは今に始まったことではありませんが、最近になって+247から始まる電話番号からの不審な着信が増えていると話題になっています。
今回は、日本国内でSNSなどを通じて話題になっている、謎の電話について取り上げます。
アセンション島(+247)の電話番号が不審と話題
今回の件について、media NEWSなどは以下のように報じています。
「アセンション島から電話がかかってきた」「折り返したら、英語のメッセージが流れて切れた」──11月21日、「+247」から始まる電話番号から不審な不在着信があったという報告がTwitter上で相次いでいる。折り返し電話をかけると高額な通話料が発生する可能性があるため注意が必要で、その正体は国際電話を使ったワン切り詐欺だ。
出典:media NEWS
報道にある通り、『+247』から始まる謎の電話がネット上で話題となっています。
実際に折り返した人もいるようで、そのなかには『高額な通信量を請求された』という人もいるようです。
実はこの着信、2019年に入ってから国内で増え始めたという情報があり、2019年8月ごろから一気に増加傾向にあるようです。
アセンション島からの着信に注意
スマホなどを利用している場合には、この着信は以下の画像のように着信元の場所が表示されます。
アセンション島という聞き慣れない島の名前が表示されていますが、これは実在する島で、西大西洋に浮かぶ島。
イギリス領の火山島ということで、人口は1,000人に満たない小さな島です。
実際に掛け直した人の声にもあるように、注意しなければならないのは、通信料。
日本国内から携帯電話でアセンション島に電話をかけると、NTTドコモは180円(60秒)、KDDIは85円(30秒)、ソフトバンクは199円(30秒)の国際通話料が発生する。
この通り、短時間ならまだしも、長時間の電話になるとかなり高額な通信料を請求されることになります。
この番号は国際ワン切り詐欺の番号であるため、かかってきた際には絶対にかけ直さず、スルーすることが大切です。
知られざるワン切り詐欺の手口
実際にお金を振り込ませたりするわけではなく、通信料が高額になるだけのワン切り詐欺。
犯人グループにどんなメリットがあるのか疑問におもっている人も少なくないでしょう。
あまり知られていないワン切り詐欺の手口ですが、実はその仕組はかなり巧妙であることが分かっています。
NTTドコモなどでは国際的なワン切り詐欺に警鐘を鳴らしており、そのなかで以下のような解説が書かれていました。
日本の詐欺グループが現地の電話会社に電話番号を渡して、ワン切り詐欺が行われるのですが、国際電話をかけた場合は発信国と受信国に電話料金が支払われる形となるため、その料金の一部がマージンとして犯人側へ支払われる仕組みになっていると言われています。
実は、ワン切り詐欺グループは、通信料の一部をマージンとして受け取っていたのです。
すべての組織がこういう仕組みになっているかどうかは不明ですが、かなり巧妙に仕組まれていることがわかります。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
知らない電話番号からならかけなおししなければいい事。
要件があれば留守電なりもう一度かかってくるなりするでしょう。
まさに今朝ですが、ちょうど操作をしている時に着信があり、取ってしまいました。すると、何かの英語アナウンスと洋楽が流れ、勝手に切れました。
この場合、通話したことになって請求が来るのでしょうか…?
登録外からスマホに電話ある時は必ず一旦放置、着信履歴の番号を検索するよ。ちゃんと詐欺電話の可能性ありとかわかりますよね。その中には国際電話もありました。
最近のコメント