こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
甚大な被害をもたらした東日本大震災。
そのなかでも特に深刻だったのは津波による被害。
多くの人がこの津波で生命を落とし、街は崩壊しました。
そして原発事故。
これは世界的にも大きく報じられ、東電の対応なども連日国内で報じられ話題となりました。
そんな原発事故のメルトダウンの原因について、津波だったとする東電の公表を覆す告発をしたのが元社員の木村俊雄氏です。
今回は、炉心専門家といわれている木村俊雄氏を取り上げます。
週刊文春で炉心専門家・木村俊雄氏が告発
【不正義の国アリス2】文藝春秋9月号の東電炉心屋の木村俊雄氏の「福島第一原発は津波が来る前に壊れていた」は、「過渡現象記録装置」のデータ開示で、細い配管破損によって水流の「自然循環」が途絶え「ドライアウト」が起きていたという。データ改ざん・隠蔽の究極の源だ。https://t.co/8jX0mOXDf8
— 金子勝 (@masaru_kaneko) August 12, 2019
炉心専門家として活動している木村氏の見解を、週刊文春が大々的に取り上げました。
東電が発表した事故の調査報告はつまり、「津波で電源を喪失し、冷却機能を失ってメルトダウンが起こり、重大事故が発生した」ということだ。
この点に関して、津波の規模が「予見可能だったか、想定外だったか」という議論がなされてきた。しかし双方とも「津波が事故原因」という点では一致し、多くの国民もそう理解している。
ところが、「津波が原因」ではなかったのだ。
福島第一原発は、津波の襲来前に、地震動で壊れたのであって、事故原因は「津波」ではなく「地震」だった――“執念”とも言える莫大な労力を費やして、そのことを明らかにしたのは、元東電「炉心専門家」の木村俊雄氏(55)だ。
出典:文春オンライン
今まで定説とされてきたメルトダウンの原因が津波ではなく、地震であるという告発です。
木村氏は、古くから東電に在籍し、炉心のエキスパートとして活躍した社員であったということ。
事故後、自ら膨大なデータや資料鬼読み込みを行い、真の事故原因を突き止めたのだといいます。
木村俊雄(元東電)の経歴や学歴(高校大学)は?
木村俊雄氏は、1964年秋田県生まれのエンジニアです。
技術者と言うと、大卒や院卒などを思い浮かべるのが普通ですが、木村氏は高卒で東電に入社しています。
高校は東京電力が運営していた東電学園高校。
いわゆる職業訓練校のような位置づけであり、2007年に閉校しています。
高校卒業後は1983年に東京電力へ入社し、いきなり福島第一原発に配属されたのと事です。
週刊文春によれば、勤務先は福島第一原発→新潟原子力建設所→柏崎刈羽原子力発電所→福島第一原発という経歴を歩んだようです。
2000年に東京電力を退社し、その後は炉心専門家として著書や公演などを行う活動をしています。
2013年に行った記者会見の模様です。
ここでも原発事故に関する告発を行っていました。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
東電は完全に潰さないといけない。見せしめにしないと教訓にならない。タービン回すだけのローテク業がのさばりすぎだ。
あの界隈が色めきだってるが、 木村俊雄氏って昔から「メルトダウンは津波ではなく地震で引き起こされた!」と実名で商売してる方だよね。 炉心の運転など現場担当だが、こういう人一般的に「炉心専門家」って言うもんなの?
もうウンザリだけど文春オンラインの記事に乗っていた実名で告発した「木村俊雄」について。「電気がなくても、人は死なない」とかどっかのミュージシャンの妄言そのままの本だしてたり、るいネットや金子勝氏などのデマ陰謀論サイトや論者に重宝されているその界隈では実名で有名人のようです。
「炉心設計技術者」木村俊雄氏。地震でフクイチが炉心溶融、てか、冷却機能喪失でメルトダウンまで2時間。これ、原発技術者の常識的な見解では?
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