こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
フィリピン人留学生のアンさん(仮名)が、ホツマインターナショナルを相手取り、訴訟を起こしたことが分かりました。
問題になっているのは、介護施設でのタダ働きと、強制帰国。
2018年から日本に来て介護施設でアルバイトを開始するも、賃金の未払いや長時間労働という過酷な環境に。
その状況を抗議した結果、彼女が通っていた日本語学校である『ホツマインターナショナルスクール』から強制帰国を通告されたとのことです。
日本は夢の国だと言われて来日したアンさん。
今回は日本に夢見て訪れる外国人労働者が被害を受けている過酷な労働環境について取り上げます。
目次
ホツマインターナショナルスクール(岐阜)が訴訟で裁判判決や介護施設はどこ?
今回の件で訴訟を起こしているのは30代のフィリピン人留学生であるアンさん。
強制帰国を命じられた株式会社ホツマインターナショナルを相手取っての裁判です。
この件について、時事通信などによると以下のように報じています。
東京都内の日本語学校で留学生として学びながら神奈川県内の介護施設で働いていた30代のフィリピン人女性が、施設に労働条件の改善を求めた後、学校から退学処分を受けて帰国を命じられたとして、同校を運営する会社に慰謝料165万円を求める訴訟を26日、東京地裁に起こした。
訴状によると、女性は2018年4月に留学生として来日し、ホツマインターナショナル(岐阜市)が運営する都内の日本語学校で学んでいた。来日直後から介護施設でアルバイトをしたが、その際に、無報酬の労働や長時間勤務をさせられるなどした。女性は介護施設に改善を訴えたが、今年1月に日本語学校の職員に呼び出され、退職を促された上に、退学して強制的に帰国するよう告げられたという。
同社は「訴状をまだ見ておらず、弁護士と相談している段階だ」とコメントしている。
出典:時事通信
アンさんがホツマインターナショナルを提訴したのは、2019年6月26日。
報道にもある通り、現状ホツマインターナショナルは訴状を見ておらず、対応を検討しているとのことです。
一方、現段階で訴訟を起こしたアンさんが働いていた介護施設の名前などは一般に公表されていません。
株式会社ホツマインターナショナルの社長は誰?白木寛和?
今回、強制労働や強制帰国などの問題で訴訟を起こされているホツマインターナショナルという会社について注目が集まっているようです。
実際に調べてみると、ビジネスSNSサイトである『Wantedly』に掲載されている情報は以下の通り。
ここに掲載されている情報によれば、2008年に大平佳和氏という人物が創業したと記載されています。
一方、同じくビジネスSNSサイトである『Eight』によると、2018/12/01から代表取締役社長は『白木寛和』氏という人物に変わっています。
2018年以前は東京校の副校長やマーケティング担当などを担っていた人物のようで、2019年現在の社長は白木氏であると思われます。
フィリピン人アンさんがPOSSEの支援受ける
今回、訴訟を起こしたフィリピン人留学生のアンさんを支援しているのが、POSSEというNPO団体です。
POSSEは過労死やブラック企業などの被害を受けている人を支援する団体で、2019年からは外国人労働者支援専門の『外国人労働サポートセンター』を立ち上げています。
POSSEは、『GoodMorning』というクラウドファンディングサイトを利用し、支援を呼びかけています。
→クラウドファンディングのページはこちら
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
▼ホツマインターナショナル(岐阜市)が運営する都内の日本語学校で学んでいた。来日直後から介護施設でアルバイトをした。
( °Д°) ここはアルバイト先の介護施設の名称も出して構わないだろうと思うのだが。
アルバイトといえども、労働基準法違反の就労環境じゃないか。— バーホッパー (@syge3) 2019年6月26日
いろいろと話のあるところで、先日ある勉強会でそこの専任と知り合った際に軽く探りを入れたところ、噂と違って悪いところじゃなさそうに感じたんですが。
— 石野令和(旧良和)池面半三 (@mizuho1582) 2019年6月28日
ホツマインターナショナルなんだ。
以前から知っている学校だから、なんだかショック。
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