【ボクシング】坂本大輔が引退!傷害容疑での逮捕歴とその後

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

一時期はスーパーウェルター級の王者に君臨した坂本大輔選手が引退を発表しました。

プロボクシングの元日本スーパー・ウエルター級暫定王者・坂本大輔(37=角海老宝石)が5日付で引退届を日本ボクシングコミッション(JBC)に提出した。JBCが6日に発表した。6日は坂本の37歳の誕生日。

彼は一時期よしもとのお笑い芸人養成所に通っており、芸人の道を志しましたが、再度ボクシング選手を目指すことに。傷害事件を起こして逮捕されたことでも話題になりました。


傷害容疑での逮捕と主な経歴

坂本大輔選手は千葉県の習志野高校出身。高校2年生でボクシング部に入り、そこで初めてボクシングを始めました。

国体では準優勝という好成績を収め、将来を有望されます。そして、ボクシング部が有名な拓殖大学に進みボクシングを続けます。

しかし、卒業後はボクシングの道を捨て、よしもとのお笑い芸人養成所に入り芸人の道を志すことに。

ただ、一旦は本気で目指した芸人の道も養成所で知り合った周りの人々のお笑いセンスなどを見て自分には才能がないことを悟ったといいます。

その後は再びボクシングに打ち込みますが、プロデビュー直後の2007年に傷害事件を起こし逮捕。これがきっかけとなって彼の名前が知られるようになりました。

当時の新聞記事は以下のように報じています。

プロボクサーの坂本大輔容疑者(26=角海老宝石)が警視庁捜査1課と上野署に傷害容疑で逮捕されていたことが7日、分かった。昨年12月21日、上野駅不忍改札で、帰宅途中だった会社員(41)と肩がぶつかったとしてトラブルとなり、顔と腹を拳で殴って転倒させ、頭部骨折などの重傷を負わせた疑い。当時、酒に酔い、先に手を出した会社員も暴行容疑で書類送検された。同容疑者はアマ実績のあるスーパーライト級の期待の選手だった。

報道を振り返る限り、先に手を出したのは素人の会社員。ただ、プロボクサーともなれば少し小突いただけでも一般人相手では大事になりかねません。

さらに細かい状況を振り返ってみると、

坂本容疑者は昨年12月21日午後11時10分ごろ、上野駅不忍改札付近で、帰宅途中だった会社員とぶつかって口論となった。胸ぐらをつかまれて引きずり回されたことに腹を立て、会社員の顔を1回殴って転倒させ、後頭部骨折の重傷を負わせた。

 会社員が重傷を負ったことは知らず、その場から立ち去った。だが、駅の防犯ビデオの映像から、同駅周辺でアルバイトをしていた坂本容疑者が浮上、今月5日に逮捕された。調べに対して坂本容疑者は「着ていたジャンパーやネックレスが切れ、かっときてやった」と供述。交際相手からのプレゼントだったこともあり、怒りを隠せなかったようだ。

不運にもいろんな状況が重なり合い、傷害事件に発展してしまったということですね。

ボクシング引退とその後

坂本大輔が引退を決意したのは2017年の末。そこから約半年が過ぎた2018年の8月に引退届を提出しました。

彼のボクシング人生を振り返ると、まさに波乱万丈。35歳というボクシング界では高齢でのベルト獲得からわずか半年後に引退を決意しました。

2017年6月、日本ウエルター級暫定王座決定で同級2位の川崎真琴(RK蒲田)に判定勝ちし、35歳にして悲願のベルト獲得を果たしたが、同11月の正規王者・有川稔男(川島)との統一戦で敗れ、自身の“卒業”を決意した。

引退試合に関しては後輩である越川選手を指名。当初はフィリピン人選手の予定だったが、勝てそうな相手を指名するのは失礼という男気を貫きました。

引退後の人生については、食堂を開くのが夢のようです。取材に対して以下のようにコメントしています。

「4年後には大塚で食堂を開きたい。(大輔の頭文字の)D食堂です」

近い将来、ボクサー坂本大輔の作る料理が食べられる日も近いかもしれません。