【死因:病気(乳がん)】アニエスヴァルダ監督が死去 幸福や5時から7時までのクレオなど

訃報

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

ベルギー・ブリュッセル出身の女性映画監督、アニエス・ヴァルダさんが死去しました。時事通信などによると、以下のように報じています。

フランスの映画監督で、1960年代に映画革新運動「ヌーベルバーグ」の中で頭角を現し、現実とフィクションとを織り交ぜた芸術的な作品を制作し続けたアニエス・ヴァルダ(Agnes Varda)氏が死去した。90歳。遺族が29日、明らかにした。

「映画監督で芸術家のアニエス・ヴァルダが28日夜、がんの合併症により、家族と友人にみとられ自宅で死去した」と発表した。

ヴァルダ氏の名を最初に世に知らしめたのは、1962年の映画『5時から7時までのクレオ(Cleo from 5 to 7)』

しかしその独特の詩的世界を最も如実に表したのは、実話と架空の物語とが交錯するドキュメンタリーなどの作品だった。1985年の『冬の旅(Vagabond)』では、イタリア・ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)のコンペティション部門最高賞「金獅子賞(Golden Lion)」をはじめ、多数の賞に輝いた。

女性映画監督の先駆け的存在で、日本でも一部のファンから高い評価を受けてます。


死因:病気(乳がん) アニエスヴァルダ監督が死去

アメリカの映画サイトIndiewireや、Varietyなどのメディアによると、直接的な死因乳がんに伴う合併症とのことです。

晩年は乳がんを発症され、闘病生活を送っていたようですが、最期は自宅で迎えられました。

Varietyの報道では、家族や友人に囲まれながら息を引き取ったということで、安らかな最期を迎えられた様子が想像できます。

ヴァルダ監督は同日に乳がんのためパリの自宅で亡くなったとのこと。同サイトに寄せられた家族の声明によると、家族と友人に囲まれて息を引き取ったという。

アニエス・ヴァルダさんは1962年に映画監督のジャック・ドゥミと結婚。

2017年には第90回アカデミー賞も受賞していました。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

幸福が大好きな映画でした。

日本映画の昼顔もこれを意識したのかなぁ?と思ったくらいの衝撃の結末。

全体的なファッションなどもお洒落で
でも 自分が主人公の子供の立場だったら。
と色々後味が残る作品でした。

久しぶりに思い出しました。

私が見たのは「歌う女、歌わない女」だけだなぁ。
妊娠中絶合法化を求めて立ち上がった’60年代のフランスの女たちーー
五十代になった今見たら少しは分かるのかなぁ。
ジャック・ドゥミ監督の妻、旦那より才能がある、と聞いて興味を持っていたから、名画座の二本立てで見た。抱き合わせのもう一本の方は何だったかな(アニエス・ヴァルダではない)。

この装いを見ても分かるように、自分は自分、確固とした美意識・世界観の人ですよね。

背伸びしたい年頃の頃見ていたなぁ。

この方の作品、大好きでした。
近年、日本のヌーベルバーグ小説はこの方の模倣でしかないです。