こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
京都市のALS患者の依頼を受けて安楽死を施したとして、2人の医師が逮捕された事件。
このうち、宮城県でクリニックを開業していた大久保愉一容疑者について、週刊誌などではネット上で安楽死に関するさまざまな活動を行っていたことが報じられています。
そんななか、大久保容疑者が過去に『安楽死研究会』という掲示板を運営していたことが新たに報じられました。
ここでは大久保容疑者が開設したとされる安楽死研究会について、詳しく取り上げていきます。
医師:大久保愉一容疑者は安楽死研究会(掲示板)を運営していた
この件について、7月27日配信の産経新聞は以下のように報じています。
難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の女性から依頼を受け、薬物を投与して女性=当時(51)=安楽死を施したとして京都府警が逮捕した大久保愉一容疑者(42)が事件の半年前、インターネット上に「安楽死研究会」という掲示板を開設し、安楽死が発覚しない方法を募っていたことが27日、分かった。
掲示板は大久保容疑者が使っていたツイッターのアカウント名で昨年5月1日に開設。その目的について「人生を静かに閉じようという人もいたずらに長生きを強いられている現状を、現場ベースで打開すべく、知恵と経験を共有したい」と説明し、「バレないための方法」についてのアドバイスを求めていた。
すでに報じられているとおり、大久保容疑者はTwitter上で『羆』という名前で活動しており、死生観に関する話題やプライベートな投稿を数多くしていました。
このTwitterアカウントで、ALS患者と連絡を取り合い、安楽死を請け負ったことも既に報じられています。
そんな大久保容疑者が、Twitterとは別に掲示板を設立していたことが報じられ、ネットでも大きな話題になっています。
大久保愉一容疑者は安楽死研究会を特定
報道機関による報道では掲示板のURLなどは公表されていません。
しかし、詳しく調べていくと、大久保容疑者がTwitter上で名乗っていた『羆』、アカウントIDである『mhlworz』の名前で書き込みを行っていた掲示板を見つけることができました。
掲示板へは以下のリンクよりアクセスできます↓
https://9230.teacup.com/anra94/bbs/?page=2&
掲示板はGMOグループが運営する掲示板利用サービスである『teacup』により設立され、大久保容疑者以外にも数件の書き込みが確認できます。
最後の投稿は2019年5月8日
安楽死研究会という掲示板の投稿を見ていくと、最新の投稿日は『2019年5月8日』となっています。
ただ、これは大久保容疑者が書き込んだものではなく、掲示板に興味を持った一般の方が書き込んだものです。
大久保容疑者が投稿した最後の日付としては、前日の5月7日となっています。
大々的に報じられている京都の事件が発生したのは2019年11月30日ということなので、この掲示板で書き込みを行っていたときから約半年後に事件が起きたことになります。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
尊厳死自体は海外でも議論されているし、日本でも議論そのものは構わないのじゃ無いのかな。
現在の法制化ではやってはならないけど、介護の現場の終末医療は既に延命の有無は身内や本人に問うようだし。
こんな紛い物が生み出される原因はそういった需要があるのに放置され続けたことでしょう
社会がこれからも尊厳死等で議論を避けるならまたこんな事例が繰り返される
こんな連中にいいようにさせるのではなく、我々国民が安楽死のことを真摯に議論する必要がある。逃げることは出来ない。
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