こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
アベノマスクと揶揄された政府配布の布マスク製造元会社が大きな話題になりました。
この件で、製造元会社を公表するように求められていましたが、4月21日ついに受注した3社が正式に公表されました。
その3社は以下の通り。
・興和株式会社
・伊藤忠商事
・マツオカコーポレーション
今回は、このなかでも受注額がもっとも低かったマツオカコーポレーションについて、詳しく取り上げていきます。
マツオカコーポレーションがアベノマスク製造元と判明
【配布マスク受注 3社で90億円】https://t.co/Vqozlgki1A
厚労省は、新型コロナウイルスの感染防止策として政府が全世帯向けに配布する布マスクについて、受注3社と各契約金額を明かした。政府は当初、製造元などを明らかにしていなかった。総額は計約90.9億円。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 21, 2020
この件について、朝日新聞デジタルなどは以下のように報じています。
厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの感染防止策として政府が全世帯向けに配布する布マスクについて、受注企業3社とそれぞれとの契約金額を明らかにした。同省マスク班が社民党の福島瑞穂党首の問い合わせに書面で回答した。政府は当初、製造元などを明らかにしておらず、野党から開示を求める声が上がっていた。
回答によると、受注したのは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社で契約金額はそれぞれ約54・8億円、約28・5億円、約7・6億円の計約90・9億円だった。マスクの枚数など契約の具体的な中身は示されていない。布マスク配布に投じられる予算は約466億円で、福島氏側は3社の契約金額との差額について、さらに問い合わせているという。
3社のなかで最も受注額が大きいのは興和株式会社。
実は、すでにSNSやネット掲示板などでは布マスクの製造元として興和の名前が取り沙汰されていました。
アベノマスク外国製なのか
国内製だと思ってた製造元明かせない?とか言ってたみたいだけど
興和㈱経由でミャンマーが受注
それでミャンマー協会の役員名簿に最高顧問「麻生太郎」の名前があるっていう pic.twitter.com/nDzlpHFzes— SAN値直送@フォロバ100% (@mi_grbr) April 20, 2020
ただ、他の2社(伊藤忠とマツオカコーポレーション)については今回が初出。
この3社が選ばれたことについて具体的な説明はないですが、当初製造元を伏せるようなことをしたあまり、さまざまな憶測を生む結果となりました。
マツオカコーポレーションとはどんな企業?
政府配布の布マスク、受注3社が判明 計90億円で契約
受注は #興和 #伊藤忠商事 #マツオカコーポレーション の3社で金額は約54.8億円、約28.5億円、約7.6億円の計約90.9億円。
具体的な中身は示されず。マスク予算は466億円で契約金額との差額について福島議員はさらに追及。 https://t.co/JBRjT0EXfJ— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) April 21, 2020
マツオカコーポレーションは、1956年(昭和31年)創業のアパレルメーカー。
OEMによるユニフォーム製造を中心に、メンズ・レディース問わずカジュアルからフォーマルまで幅広い商品を展開しています。
本社は広島県福山市宝町4-14。
企業の沿革は以下の通り。
1956年(昭和31年) 株式会社松岡呉服店、従業員10人、資本金100万円。縫製業を始める
1964年(昭和39年) アメリカ向けブラウス製造・海外貿易を開始。商号を松岡繊維工業株式会社に変更
1982年(昭和57年) 韓国で委託生産を開始
1986年(昭和61年) 中国北京で委託生産を開始
1990年(平成2年) 浙江茉織華制衣有限公司を設立
1993年(平成5年) 茉織華実業(集団)有限公司を設立
1996年(平成8年) 株式会社マツオカコーポレーションに商号変更
1998年(平成10年) 国内工場を閉鎖
1999年(平成11年) 上海茉織華股份有限公司を設立。上海証券取引所へB株を上場
2001年(平成13年) 上海証券取引所へA株を上場。嘉興徳永紡織品有限公司を設立。本社を広島県福山市宝町に移転
2004年(平成16年) Myanmar Postarion Co., Ltdを買収
2005年(平成17年) 茉織華実業(集団)有限公司 他 縫製加工を買収
2006年(平成18年) 箕沖オペレーションセンターを開設
2009年(平成21年) TM Textiles & Garments Ltdを設立
2011年(平成23年) 江蘇茉織華服飾(東台)有限公司を設立
2012年(平成24年) PT TI Matsuoka Winner Industry(TIMW)を設立
2013年(平成25年) 茉織華実業(集団)有限公司より嘉興茉織華華遠服飾有限公司および嘉興茉織華華為制衣有限公司を分社化
2015年(平成27年) Phu Tho Matsuoka Co.,Ltdを設立
中国と東南アジアを中心に製造工場を展開しており、年間6000万枚以上の衣類品を製造しているといいます。(会社HPより)
安倍首相と政府配布マスクの評判
「これだけ不良品が多いということは、衛生用品の管理が一切されていなかったと言っても過言ではない。このような製造管理体制、衛生状況の工場では、見ただけではわからないウイルスやカビの胞子、バクテリアなどが付着している可能性もある」 https://t.co/Yn84weGArt
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) April 21, 2020
今回のアベノマスクの配布については、国民から不評の声が相次ぎました。
当初、約200億円のコストが掛かると言われていたアベノマスクですが、実際配布する段階になるとそれを遥かに上回る466億円という報道が。
これに、『税金の無駄遣いにもほどがある』『さすがにもうこれ以上無駄なお金の使い方はやめてくれ』といった切実な声がネット上に溢れかえりました。
この他にも日本政府の新型コロナウイルスに対する対策には不満が殺到しており、安倍総理に対する批判にもつながっています。
実際に、NHKなどが行っている政権の支持率調査では最新の4月で下降ぎみ。
政権支持率については以下を参照↓
https://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu/
2018年8月以来、『支持する』と『支持しない』がほぼ同数の結果となりました。
ネットの反応
アベノマスクが話題になった当初から、マスクの製造元に注目が集まっていました。
そしてこの度、製造元が公開されたことで、各企業についても大きな関心が集まっているようです。
興和、マツオカは自社生産出来る仕組みを持ってるが、伊藤忠は更に外注に発注しないと生産出来ない筈だが
さすが厚労省マスク班。
最低。
国民が困窮している時に、どんな闇取引しとんじゃ!
5倍増し…送料を差っ引いたとしても3〜4倍になってるとみて良さそうですよね。
一体どうしてそんな額になるんだか?しっかりくっきり明らかにしてもらいたいものです。
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