こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
千葉県野田市で起きた栗原心愛さんに関する事件の判決が2020年3月19日に千葉地裁にて言い渡されました。
事件の残虐さから考えて、世論からは父親である勇一郎被告に厳罰を求める声が多く上がっていました。
しかし、実際の判決は懲役16年。
この判決に、『軽すぎる』という声が上がっています。
前田巌(裁判官)の経歴+学歴!顔写真は?
刑事8部前田裁判長
アフタービフォー
2枚目は2003年当時 pic.twitter.com/gaaGmmNrcU— 永乐东 (@mukah_singh) December 12, 2018
前田巌(裁判官)は、2020年3月現在、千葉地方裁判所の裁判官(裁判長)。第43期司法修習。
刑事第5部にて、刑事事件を専門に扱っているようです。
生年月日などに関する詳細情報は公表されていないようですが、第43期司法修習ということを考えると、1960年代前半の生まれだと思われます。
一方、学歴についても明記されているものはありませんでした。
名古屋高裁で判事をされていたときに執筆された『実例刑事訴訟法Ⅲ』という書籍のプロフィール欄も参照してみましたが、こちらにも詳しい学歴は記載されていません。
前田巌(裁判官)の過去の判決
![](https://hzrd97.info/wp-content/uploads/2019/12/2019-12-06_13h47_23.png)
前田裁判長が担当した過去の事件には、以下のような事件があります。
千葉地判R1.12.12 現住建造物等放火被告事件
東京地決H31.1.17 保釈請求却下決定に対する準抗告申立事件
東京地判H30.12.25 職業安定法違反被告事件
東京地判H30.11.20 法人税法違反被告事件
東京地判H30.6.29 関税法違反、消費税法違反被告事件
東京地判H30.6.29 職業安定法違反被告事件
東京地判H30.6.27 政治資金規正法違反被告事件
東京地判H30.1.22 政治資金規正法違反被告事件
東京地判H29.10.5 業務上横領等被告事件
東京地判H29.5.9 所得税法違反被告事件
東京高判H14.5.28 有印私文書偽造被告事件
静岡地判H5.7.15 損害賠償等請求事件
多くの人の記憶に残っている事件『黒子のバスケ脅迫事件』も担当したことで知られています。
前田裁判長は反省の色を見せない被告に対して、以下のような言葉を使い、厳罰を与えました。
「犯行動機はまさに八つ当たりというほかなく、酌むべき点など一切ない」
このように過去の判例などを見てみると、どちらかといえば厳罰を与えてきた裁判官といえそうです。
野田市の懲役16年は妥当な判決なのか?
![](https://hzrd97.info/wp-content/uploads/2019/12/2019-12-17_15h40_32.png)
今回の懲役16年という判決には世論からバッシングの声が相次いでいますが、本当に不当な判決なのでしょうか?
この量刑について調べてみると、今回の判決はどちらかといえば厳しい判決といえそうです。
現代ビジネスの過去記事に、『親による虐待判決が強盗より軽い』という見出しで近年の親の虐待事件での判決に関する記述がありました。
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55225?page=2
これによれば、過去の判例を見ると懲役10年前後が普通であり、7年や8年という判決が下ることも珍しくないと言います。
ただ、実際厳罰化を求める声は確かに多いようで、この類の事件に関する量刑の基準引き上げは今後考えていかなくてはならないのかも知れません。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
たった16年だと? 生ぬるい…ぬるすぎる…
心愛ちゃんのことを考えれば被告にも拷問を与えるべき
この判決を社会はどのように感じ行動に移せるのだろうか。 これからが肝要です。
こういう結果を見るとなんなんだろうと感じてしまいます。ただ、刑を重くしたからといって虐待がなくなるのでしょうか。色々と考えさせられます。
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