但木敬一弁護士(元検事総長)は開成高校出身?関電調査を担当

コラム

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

関西電力の第三者委員会で委員長を務めた但木敬一弁護士が、3月14日に会見を開きました。

その会見で、関電を『思考停止』と痛烈に批判し、大きな注目を集めています。

今回は元検事総長で関電調査の第三者委員会委員長をつとめた但木敬一弁護士について、詳しく取り上げていきます。


但木敬一弁護士が関電の第三者委報告書で会見

この件について、産経新聞は以下のように報じています。

関西電力役員らの金品受領問題を調べてきた第三者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)は14日、調査報告書を公表した。報告書で第三者委は金品受領問題が起きた根本的な原因として、「ユーザー目線の欠落や透明性軽視といった内向きの企業体質がある」と指摘。組織対応を批判したうえで、悪い情報が早く伝わり、現場に直接メスが入るためのガバナンス(企業統治)体制を再構築すべきだと提言した。

報告書では、福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)との関係を何十年も断ち切れなかったことについて、「組織として思考停止していた」と批判。関電経営陣の責任は重大で、ガバナンスは一切働かなかったと断罪した。

関西電力といえば、福井県高浜町の元助役から多額の金銭を受け取っていた問題が大きく取り沙汰されました。

この騒動で金銭を受け取った幹部の名前が公表され、大きな話題に。

総額、3億円以上の金額を受け取っていたということも報じられ、世論からは徹底的な調査を希望する声が殺到していました。

但木敬一弁護士(元検事総長)は開成高校出身?

但木敬一氏は、1943年7月1日生まれの弁護士。

元検察官で、法務省大臣官房長や検事総長などを歴任しました。

但木弁護士の最終学歴は東大法学部。

出身大学についてはwikipediaにも記載されていますが、それ以前の詳しい学歴は記載されていません。

少し調べてみると、『有名人ナビ』というサイトに開成高校出身であることが記載されていました。
出典:有名人ナビ

相撲協会の第三者委員会でも委員長を務めた

但木弁護士は、2018年に話題となった大相撲の暴力問題再発防止検討委員会でも委員長をつとめています。

このときも徹底した調査に称賛の声があがっていました。

日本相撲協会の第三者機関、暴力問題再発防止検討委員会(但木敬一委員長=元検事総長)は19日、実態調査や再発防止策の最終的な報告書を協会に提出し、内容を公表した。力士や親方ら協会員への聞き取りで暴力が残っていると指摘し、師匠や協会に率先して問題に取り組むことを求めた。

また、相撲協会側に大きな組織改革を求めるとも発言しています。

「協会が関与してこなかった歴史があり、部屋を尊重したことで(暴力事案の)報告が上がってこない体制をつくった。協会の問題と捉えて対処し、必要な情報を入手し公開していく必要がある。大きな鍵は協会の動き」

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

ン十年も賄賂受け取ってきててバレたら「死人に口なし」と言わんばかりに責任を全て故人になすりつけるような言動の外道に、大事なライフラインの企業役員に居てほしくない。
賄賂受け取ったOBからは退職金もしくは相当額か有価証券を戻して、現役員にいるなら即刻首をすげ替えてほしい。
疫病じゃないから役員が変わった程度でライフラインの経営は傾きゃしない。
そういう企業には優等生というより「潔癖性」を一番に求めたい。

地方の政治家は、中央に輪をかけて偉そうですからね・・・
ヤクザのように高圧的に来られて断れなかったのでしょう。
関電も、「たかが助役ごときが何を偉そうに!」と言ってあげれば良かったのですけどね

関電のような硬直化した企業体質は治らない。
外部からトップを引っ張って来ない限り無理!