ヒグマ駆除(射殺)=北海道札幌市に抗議殺到!反対かわいそうで免許剥奪?

コラム

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

北海道札幌市に出没したヒグマの一件で、14日に札幌市が駆除(射殺)したことを明らかにしました。

この件で、札幌市には苦情が殺到。

14日お昼の時点で、苦情の件数は100件を超えたとされています。

確かにヒグマは人間に対して危険な生き物であることに違いはありません。

しかし、一部の動物愛好家からは『駆除はひどすぎる』と、抗議の声が多数上がっているようです。


ヒグマ駆除(射殺)=北海道札幌市に抗議殺到

この件について、朝日新聞デジタルなどでは以下のように報じています。


札幌市は14日、市内の住宅地で今月上旬から出没を繰り返していたヒグマについて、人に危害を与える恐れがあるとみて猟銃で駆除した、と発表した。

市によると、ヒグマは13日夜から14日未明にかけて、同市南区の住宅地に断続的に姿を現した後、午前4時半ごろやぶに入って姿が見えなくなった。市の依頼を受けた北海道猟友会のメンバーと警察官、市職員ら十数人が出動して追跡。姿を見失った地点から約400メートル南の山中でヒグマを発見し、午前6時6分に射殺した。体長140センチ、体重128キロの雌で、住宅地で頻繁に目撃されていたクマと同一の個体と確認した。

出典:朝日新聞デジタル

報道にある通り、8月に入ってから連続で出没していた札幌市のヒグマが駆除されました。

地元の猟友会などに駆除を依頼していることがすでに報じられていましたが、実際に駆除が発表されると、一部の動物愛好家から苦情が殺到しているとTwitterで話題になりました。

なんでも、この一件で札幌市に抗議の電話が100件以上かかってきたとか。

ただ、実際に調べていくとこれは事実誤認であることがわかります。

ヒグマ駆除で札幌市に苦情が殺到したのは、約7年前の事件。

当時の実際の報道がこちらです。(2012年4月に報じられたもの)
https://news.livedoor.com/article/detail/6496387/

しかし、上に取り上げたように2019年8月14日にもヒグマ駆除のニュースが流れたことで、ネットユーザーは誤解をしてしまったようです。

こちらが実際にTwitterで拡散された記事。

今回のヒグマ駆除とはなんの関係もない事件です。

北海道ではかわいそう!反対!の声も多い

ただ、クマが頻繁に出没する北海道などでは、実際に駆除に対して反対の声が多いのも事実です。

射殺という方法を取るのではなく、山に返すように促すべきだ!などとする声も多く見られます。

しかし、ヒグマというのはかなり危険な生き物で、気性が荒いことでも知られる動物。

民家に出没し、それを放っておいて人に危害を加えてから駆除をするというのではおそすぎるという実態もあります。

実際、Twitterなどでも『ヒグマ駆除をかわいそうと思っている人は何を考えているのか?』というような、抗議をした人に対して疑問を投げかける声も多く見られます。

過去には猟師が免許剥奪されるという珍事も

実は北海道では過去に、猟友会の猟師がヒグマを撃って免許剥奪になるという珍事がありました。

当時のニュースがこちら。

池上治男さんという猟友会の支部長さんが免許を剥奪されたようです。

民家の建物近くで発砲したことが問題視され、免許剥奪となった模様。

現在、免許が戻っているのかどうかは不明ですが、このニュースが報じられた当時、『猟友会に駆除を頼んでおいていざ撃ったら免許剥奪っておかしすぎるだろ!』という声が相次ぎました。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

抗議した奴の家にヒグマを解き放ってやろう、ぜひ保護して動物愛護の崇高な理念とやらを体現せしめていただきたいものです。

ヒグマ駆除してかわいそうって苦情とか頭湧いてるとしか思えない。言ったヤツの近所にヒグマ放ってやれば良いwwww頭悪すぎる

ひぐまのインパクトって 「熊 かわいい」で検索した画像が一個もかわいくないくらいある どんなオチャメなポーズしてても体の厚みがやばすぎて怖さしか感じられん