こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
グルメガイドとして世界的にも有名な『ミシュランガイド京都・大阪2020』にも掲載されている大阪のフランス料理店で過労死問題が浮上し、大きな話題となっています。
亡くなったのは33歳の男性調理師とのことで、死因は劇症型心筋炎。
実際に訴訟問題にも発展しているとのことです。
今回は大阪市中央区のフランス料理店で起きた過労死問題について、詳しく取り上げていきます。
ミシュランのフランス料理店で過労死問題
【過労死 ミシュラン店賠償命令】https://t.co/K2iWQdXGQA
大阪市のフランス料理店で働いていた男性が死亡したのは過労が原因として、遺族が店側に約9800万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は21日、約8400万円の賠償命令。過労による免疫力低下が原因と判断。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 21, 2020
この件について、朝日新聞デジタルなどでは以下のように報じています。
グルメガイド本「ミシュランガイド」掲載のフランス料理店(大阪市中央区)で調理師だった男性(当時33)が劇症型心筋炎を発症し、後に死去したのは長時間労働が原因だとして、男性の妻ら遺族3人がオーナーシェフと当時の経営会社に約9800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、大阪地裁であった。金地香枝裁判長は店側に計約8400万円の支払いを命じた。
同店は「ミシュランガイド京都・大阪2020」で、5千円以下で質の高い料理を出す「ビブグルマン」として紹介されている。
判決によると、男性は2009年6月ごろから店に勤務。11年11月からは午前8時~翌午前2時過ぎまで働くことが多く、時間外労働は月約250時間に上り、12年11月に劇症型心筋炎になって入院した。その後症状が悪化し、14年6月に脳出血で死去した。
すでに判決が大阪地裁で言い渡されており、過酷な長時間労働が亡くなった原因と認められたようです。
損害賠償の金額はおよそ9,000万円ほどで、判決文などから見てもお店側の全面敗訴という形になったと思われます。
ただ、今回の報道記事にはこのフランス料理店の店名は一切記載されておらず、ネット上では『店名を公表すべき!』との声が多く上がっている状況です。
今回過労死が認定されたフランス料理店とは一体どこなのでしょうか?
大阪市中央区フランス料理店過労死はどこで店名特定?
記事執筆時点(2020/2/22)で公表されている報道をまとめると、このお店は以下のような特徴を持っていることが分かります。
・フランス料理店
・大阪市中央区にある
・ミシュランガイド京都、大阪2020でビブグルマンとして紹介されている
実は、ミシュランガイドに掲載されているお店はネット上から無料で検索をすることができます。
ミシュランガイド公式リストはこちら
https://japanguide.michelin.co.jp/restaurant/
このサイトを参考では、地域や料理のジャンルなどによって絞り込み検索を行うことができます。
試しに、『大阪全体+フランス料理+ビブグルマン』という条件で調べてみると6件のお店がヒットします。
このなかで、中央区に所在するのは3店舗のみです。
一応、公表されている情報のみで絞り込みを行うとある店舗に行き着きますが、現時点では公表されているわけではないので、ここではこれ以上の言及は避けたいと思います。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
ミシュランガイドの星を取るまで、取ってからその星を維持するためには大変な労力が必要かと思います。その労力を従業員に強いておきながら労務管理も、病気で亡くなったのと長時間労働との因果関係はないと言うのはブラックそのものですね。
こんなことが起ると、ミシュランガイドの星に踊らされのもどうかなと思ってしまいますね。そこに殺到する客にも一端の責任はありますね。
働き方改革とか言ってますが、中小企業、個人経営のお店には関係のない話なのでしょう。
経営者の労務管理もずさんですが、国がもっときめ細やかな政策を打ち出さないと国民の尊い命を奪いかねませんよ。
こういう店は次から外していいのでは?
人気が出てお客が増えたからって、今までよりも予約をとってというのはね
休みは休み
今までと変わらずやることで、その店に行きたいという気持ちもあがる
多くのお客さんに来てほしいのもわかるけど、その為に命を落とす環境はおかしい
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