こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
大阪にあるアウトドア用品製造会社から販売されている子供用ライフジャケットの機能性について話題になっています。
実際には30秒程度で沈んでしまうライフジャケットを、『24時間浮く』などと宣伝し、販売していた問題です。
ライフジャケットという商品自体が命と直結するものであるだけに、世論からは厳しい声が相次いでいます。
子供用ラムセスライフジャケットが30秒で沈む
今回の件について、TBS NEWSなどは以下のように報じています。
通販などで、“24時間以上浮く”として販売されていた子ども用のライフジャケットが、実際には“20秒しか浮かない”ことが、東京都の調査で分かりました。
問題が指摘されている製品は、大阪府東大阪市のレジャー用品輸入会社「ラムセス」が、通販を中心に販売していた子ども用のライフジャケットです。
東京都によりますと、取扱説明書には5キロの子どもなら24時間は浮いていられるかのように記載されていましたが、都の実験では、わずか20秒で沈んでしまったということです。東京都は「ラムセス」に対し、景品表示法に基づき表示の改善などを求める措置命令を行いました。
ラムセスは取材に対し、「中国の業者の説明を鵜呑みにしてしまった」などとコメントしています。
出典:TBS
報道にあるとおり、アウトドア用品を販売している『ラムセス』という会社のライフジャケットに、大幅な虚偽表示の疑惑が浮上しました。
実際に実験を行ったのは東京都であり、景品表示法違反で改善命令を行ったといいます。
ただ、ネットで話題になっているのはこの会社自体ではなく、会社の担当者が取材に対して回答した最後の言葉です。
中国会社はどこで会社名特定?
上に掲載したTBSの取材に対する回答の中に出てくる『中国の業者』というのは一体どこの会社のことを言っているのでしょうか?
共同通信の報道によると、問題となっている製品は『ジュニア用フローティングベスト』という商品のようです。
都によると、対象の製品は同社が製造販売している「ジュニア用フローティングベスト」。取扱説明書では、国の「小型船舶安全規則」が定める5キロの鉄片を24時間以上支える浮力を備えていると記載していた。
実際に楽天などで『ジュニア用フローティングベスト ラムセス』と調べてみると、以下のような商品が表示されました。
ただ、それぞれの商品は微妙に異なっており、どれが当該商品なのか?という具体的なところまでは不明。
一応、該当するとおもわれる商品の詳細欄を見てみると、上記の通り『MADE IN CHINA』とは書かれているものの、具体的な会社名は書かれていませんでした。
世論からは厳しい意見が続出
ライフジャケットは別名、救命胴衣。
海などでの水難事故で救出の際に使われるものです。
商品表示に24時間と記載されているのを信頼し、もし実際に海難事故で使われていたとしたら、ただ事では済まされません。
助かるはずだった幼い命が失われる可能性も十二分にあります。
このような事故が起きてからでは遅いはずなのに、行政処分が甘すぎる!という声が多数出ており、今後も波紋を広げそうです。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
人命にかかわる物なのに随分軽い処分なんだな。
行政はもっと厳しく処分するべきでは?
この手の救命胴衣には「国交省認定品と同等品」て言うのがたくさんありますね。自分も購入する時に少し迷いましたが、認定品を購入しました。同等品を実際に着用した場合は、人間の浮力が生じるので記事のようにそのまま沈んでしまうことはないだろうけど、やっぱ命を守るものには責任を感じて販売して欲しい。
ライフジャケットには JISマークとか、業界の認定マークとかないのかね? 命に関わるものについては、安全規制は絶対必要。
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