【不正経理】『あそか苑』を運営する明照会(伊丹市)に改善勧告!毎日新聞報道と理事長の見解

不正疑惑

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

社会福祉法人である『明照会』で不正経理の疑いが見つかり、兵庫県から改善勧告を受けていたことが分かりました。地元神戸新聞の報道によれば以下のように報じています。

兵庫県伊丹市で特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人「明照会」に8900万円の不適正な経理が見つかり、兵庫県が改善勧告をしていたことが分かった。創業者一族への高額な土地賃借料の支払いや、車の私的利用などが発覚。県は創業家の退任など再三にわたる指導に従わなかったとし、社会福祉法に基づき、法人の全役員を一新させた。

不適正な経理は昨年12月の県の特別監査で発覚。法人の内部調査によると、創業者夫妻を法人の規定にない「相談役」として、2年間で3千万円の報酬を支払っていたほか、夫妻や親族が経営するファミリー企業の土地に、不動産鑑定評価額の約2~3倍以上で設定した月額100万円の賃料を支払うなどしていた。理事長を務めていた創業者の次男による法人所有の車の私的利用も確認されたという。

県はこれらが「利益供与に当たる」と判断。改善勧告し、経営陣の責任追及を求めたが、親族の留任など法人側の「妨害行為が顕著になった」ことを理由に、8月29日付で臨時の役員として弁護士や公認会計士らを選任した。

明照会は特別養護老人ホーム『あそか苑』などを運営する社会福祉法人です。

今回の不正経理が明るみに出たことにより、利用者を中心に不満の声が相次いでいます。


不正経理!『あそか苑』を運営する明照会(伊丹市)に改善勧告

冒頭で記述した通り、兵庫県伊丹市に本部を置く社会福祉法人の明照会が不正経理で改善勧告されました。

報道によれば、これまでも何度か県から指導を受けていたにもかかわらず、一向に体制が変化しなかったとして今回の改善勧告に至ったとのことです。

実はこの改善勧告自体は2018年の8月に行われており、今回の報道は役員の全員が一新されたというところに大きなスポットが当てられています。

明照会は1992年に尼崎市内で活動をしていた宗教法人『円徳寺』を中心に設立された社会福祉法人とのことです。以下、明照会の公式ホームページでは以下のように記述されています。

社会福祉法人明照会及び特別養護老人ホームあそか苑は宗教法人円徳寺を設置主体として、人間一人ひとりの尊厳が保たれ、生まれてきたことを喜び生きていることを感謝することができる日々を創造されることを念じながら、仏教のビハーラを理念として法人経営にあたり、社会や高齢者の家族の絆がなお一層強固なものとする努力を重ね、夫婦のであいを慶び家族の営みを慶び、この絆が子や孫がいっそう幸福であることを願い、生まれて良かった生きて良かったと感謝できる日々の創造を願い、ひいては社会の福祉的向上を図り、幸せな街、住みたい街、生まれて良かった国づくりに貢献したいと考えます。

毎日新聞報道と理事長の見解

今回の一連の報道に対しては、明照会の公式ホームページですでにコメントが発表されています。

この通り、法人として事実関係を認めており、今後は問題改善に向けて取り組んでいくと公表しています。

不正経理の報道が出されて以降、一時理事代表は善部修氏が担当しています。

ちなみにですが、過去の理事長は河原至誓氏であり、明照会の公式ホームページでもご挨拶として顔を出されていました。