【死因は?】ウーゴサンティジャン選手(ボクサー)が死去 マキシムダダシェフ選手に続き2人目

訃報

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

アルゼンチンのプロボクサーである、ウーゴ・サンティジャン(Hugo Santillan)選手が2019年7月25日に試合の後遺症が原因で死去しました。

2019年に入ってから、試合による負傷が原因でのボクサーの死去はすでに2例目で、世界中で議論が巻き起こっています。

今回は、悲劇が続くボクシング界と、25日に亡くなったウーゴ・サンティジャン選手について取り上げます。


死因は?ウーゴサンティジャン選手(ボクサー)が死去

今回の訃報について、AFP通信などによると以下のように報じています。

アルゼンチンのボクサー、ウーゴ・サンティジャン(Hugo Santillan)選手が25日、前週に行われたWBCラテンアメリカシルバーライト級王座決定戦での負傷が原因で死去した。

ボクシング界では、23日にもロシアのマキシム・ダダシェフ(Maxim Dadashev)選手が同様の形で命を落としており、サンティジャン選手の死はそれからわずか2日後の出来事だった。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレス北部にあるサンニコラス(San Nicolas)で20日、エドゥアルド・アブレウ(Eduardo Abreu、ウルグアイ)選手との10回戦に臨んだ23歳のサンティジャン選手は、引き分けに終わったこの試合中、異常がありそうな様子をみせてはいなかった。

しかし判定が発表されると倒れて意識を失い、病院の関係者によれば、搬送先で頭部外傷によって腫れた脳の圧迫を減らす手術を受けたという。死因は心臓発作だった。

出典:AFP通信

今回亡くなったのは、アルゼンチン出身のプロボクサーであるウーゴ・サンティジャン選手(23)。

サンティジャン選手は、南アメリカのスーパーフェザー級チャンピオンであり、20日のエドゥアルド・アブレウ戦に臨みました。

この試合自体は引き分けであったものの、判定直後に意識を喪失。

緊急搬送されたものの、意識を取り戻すことなく心臓発作により亡くなったとのことです。

23日にはロシアのマキシムダダシェフ選手が死去

驚くべきは、今回のような訃報がわずか3日前にも起きていたということ。

2019年7月23日には、マキシム・ダダシェフ(Maxim Dadashev)選手が同じく試合の負傷によって命を落としました。

ダダシェフ選手は、19日にプエルトリコ出身のスブリエル・マティアス(Subriel Matias)選手と試合を行い、脳に大きなダメージを受け、その後亡くなりました。享年28歳だったとのことです。

以下が24日付けで報じられた、AFP通信の記事になります。

米国で活動していたロシアのボクサー、マキシム・ダダシェフ(Maxim Dadashev)選手が、試合中に負った脳の損傷が原因で死去したことが、ロシア・ボクシング連盟(RBF)から23日に発表された。

ダダシェフ選手は19日、米メリーランド州でプエルトリコの選手とのスーパーライト級挑戦者決定戦に臨み、11回終了後にセコンドの判断でTKO負けとなった。自力では控室へ戻れず、すぐにワシントン市内の病院へ搬送され、腫れた脳の圧迫を減らす緊急手術を受けていたが、帰らぬ人となった。

ダダシェフ選手はロシアのサンクトペテルブルク(St. Petersburg)出身で、米カリフォルニア州を拠点に活動していた28歳。この試合まで、プロでは13戦無敗だった。

セコンドの「バディ(Buddy)」ことジェームズ・マクガート(James McGirt)氏は試合後、「ラウンドを追うごとにクリーンショットを受ける回数が増えていった」中で、試合をやめるようダダシェフ選手を「説得できなかった」ため、ストップをかけたと話していた。

そのマクガート氏は、系列サービスで試合をストリーミング配信した米スポーツ専門チャンネルESPNに対して、後悔の念を口にしている。

出典:AFP通信

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

リング禍が多い。ボクシングというスポーツの性質上事故は起こる可能性がある。そこの可能性を極力下げていく努力が大切。今話題になってる水抜き減量法はリスクが高いが、計量後直ぐに体が戻るのでやる選手は後をたたない。腎臓に相当な負荷がかかるようです。試合前の準備段階から変えていくべきでは無いでしょうか。

引き分けってことは、それほど一方的でなく、レフェリーもストップするタイミングは無かったんだと思う。
国内のリング禍でも、実際、試合中はさほど危険な感じではないのに、試合後に倒れるケースが多く、防ぎようのないものもある。

しかし、ボクシングのレフェリーは大変。

漫画の世界なら、感動する事もあるが、
リアルで起きると、ボクシングの怖さが凄く感じる。
プロでも、ヘッドギア付けて試合をしないといけないのかな?
複雑な思いがします。