こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
触れただけで皮膚がただれてしまうという、猛毒を持つカエンタケがTwitterなどで話題になっています。
「絶対に触らないで!」カエンタケ
触れただけで皮膚が爛れる危険極まりないキングオブ毒キノコで、摂取後10分前後で効いてくるお待たせしないスピーディさがセールスポイント。
致死量わずか3gで一口齧ると後頭部を鈍器で殴られるようなショックを感じ、口の中が口内炎だらけになる。 pic.twitter.com/P5sg2bCknQ— 憲兵さん(仮) (@kenpei3_) 2019年5月26日
自然界ではなかなか目にしないような鮮やかな赤色をしており、地面から延びるその姿はまさに『悪魔の手』のよう。
今回は、今話題となっているカエンタケを取り上げます。
食べてみた?カエンタケ(猛毒)の味や症状!
カエンタケは、ボタンタケ目ボタンタケ科に属するキノコで、猛毒を有するとされている非常に恐ろしいキノコです。
人間の体内に入った場合の致死率は非常に高いとされており、その致死量は3g程度ともいわれています。
3gというと、小さじ2分の1杯程度。
わずかこの量で人が1人死んでしまうということを考えると、その恐ろしさが想像できます。
カエンタケを素手で触れた場合には、数分で皮膚がただれ始め、真っ赤に腫れ上がり、体内に入った場合にも10分程度で激しい嘔吐や痙攣などを引き起こすとされています。
摂取後10分前後の短時間で症状が現れる。初期には消化器系の症状が強く、腹痛・嘔吐・水様性下痢を呈する。その後、めまい・手足のしびれ・呼吸困難・言語障害・白血球と血小板の減少および造血機能障害・全身の皮膚のびらん・肝不全・腎不全・呼吸器不全といった多彩な症状が現れ、致死率も高い。また回復しても、小脳の萎縮・言語障害・運動障害、あるいは脱毛や皮膚の剥落などの後遺症が残ることがある。
※wikipediaより引用
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
カエンタケの注意喚起が出回ってて
旅館で酒盛りしてたオッサンたちが「酒のアテにしたろ!」言うて
モニュメントみたく置かれてたそれを食べちゃったのはカエンタケじゃなかったっけとどこがで読んだ記憶を確かめたい、のだ— 物書きになりたかった多趣味のツラィさん (@wannawritearai) 2019年5月27日
カエンタケは致死性の猛毒。ベニナギナタタケは食べれるけど無味で別に美味くない。
ハイリスクノーリターンとはこのことやな— ルサルカ (@rusa_lka00) 2019年5月27日
カエンタケが発生する前に、ナラやブナの木を伐採しなくなったからかな。
里山を利用してた時代は材木としてきが腐る前に利用してたから。
木が枯れ、新しく発芽して生長する間、シカの食害から守ってるのがカエンタケ。 https://t.co/6hMggeyeGQ— 桔梗 (@kikyo2018) 2019年5月26日
生息地はどこ?見つけたらどうする?
カエンタケは日本や中国など、アジア諸国を中心に分布しています。
日本国内では山奥にしか生息していないようですが、カシノナガキクイムシなどによるブナ科の樹木の枯死が原因で、カエンタケが発生していると考えられているようです。
登山などを趣味でやっている人の場合、知らず知らずのうちにカエンタケを見ているということもあるかもしれません。
もし見つけた場合には、決して自分では触らず、かならず保健所などに連絡をするようにしましょう。
カエンタケは専門家の知識のもと駆除を行わないと、生命に危機をもたらす非常に恐ろしい植物であるということを忘れてはいけません。
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