【死因は病気?】中西香爾(コロンビア大名誉教授)が死去 有機化学の権威

訃報

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

有機化学の権威として知られるコロンビア大学名誉教授の中西香爾(なかにしこうじ)さんが死去しました。朝日新聞などによると以下のように報じています。

有機化学分野の世界的研究者で、米コロンビア大名誉教授の中西香爾(なかにし・こうじ)さんが28日、ニューヨーク市内の病院で死去した。93歳だった。葬儀は身内のみで行う予定。しのぶ会は未定。

動物や植物内に存在し、創薬などにつながる微量の物質について、最先端の分析方法を使って解明。約200種の構造を突き止めた。

マジックが趣味であり、『マジック化学者』としても有名でした。

サイエンス業界では悲しみの声が多く聞かれます。


死因は病気?中西香爾(コロンビア大名誉教授)が死去

日本各紙が訃報を伝えているものの、死因については明記されていません。

ただ、毎日新聞の報道によれば、ニューヨーク市内の老人福祉施設で死去したということです。

米コロンビア大名誉教授で、名古屋大特別教授の中西香爾(なかにし・こうじ)さんが28日(現地時間)、米ニューヨーク市内の老人福祉施設で死去した。93歳。

朝日新聞と毎日新聞が伝えている内容に若干の違いが生じていますが、93歳という年齢を考えると老衰などの可能性が高いでしょう。

以下、中西香爾教授の略歴になります。

中西さんは1925年、香港生まれ。47年に名古屋帝国大(現名古屋大)理学部を卒業後、69年に米コロンビア大教授就任。イチョウの葉に含まれる有効成分「ギンコライド」やスズメバチの毒成分といった天然の有機化合物の化学構造を決定する分析手法を開発し、それらの物質が生物に影響を与える仕組みを分子レベルで解明した。「ギンコライド」は血流をなめらかにし、認知機能の増強作用がある。

2008年にノーベル化学賞を受賞した下村脩氏の兄弟子にあたり、15年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏を指導した。07年に文化勲章を受章。同年に同大名誉教授。10年名古屋大特別教授に就任していた。

出典:毎日新聞

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

マジックの化学者としても知られていました
ご冥福を祈ります

1950年頃にハーバード大学に留学され、化学の最先端を行った人
素晴らしい科学者でした

東北大学教授を務められていた時代に生徒として在学していました。
学部は違いましたが、一度お目にかかったことがあります