【死因は病気?】ドナルドキーンが死去 養子のキーン誠己は三味線奏者

訃報

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

日本文学を研究していたアメリカのドナルド・キーン氏が死去しました。毎日新聞などによると以下のように報じています。

日本文学の国際化に貢献した文化勲章受章者で米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさんが24日、心不全のため東京都内の病院で死去したことが分かった。96歳。通夜・葬儀の日程は未定。お別れの会を後日開く。喪主は養子のキーン誠己(せいき)さん。 

1922年、米ニューヨークで貿易商の家庭に生まれた。コロンビア大の学生だった18歳の時、英訳された「源氏物語」を偶然手に取り、みやびな世界に魅了された。太平洋戦争中には、米海軍語学将校として日本兵捕虜の尋問・通訳に従事。彼らが残した日記を解読するうちに、日本への関心をより深めていった。

三島由紀夫を始め、さまざまな日本文学の巨匠たちと交流をもった彼の死を惜しむ声が相次いでいます。


死因は病気?ドナルドキーンが死去 養子のキーン誠己は三味線奏者

報道によれば、ドナルドキーン氏の死因は心不全とのことです。

96歳という年齢でしたので、大往生と言えるでしょう。

彼は養子をとっており、キーン誠己さんといいます。

彼は現在、浄瑠璃三味線奏者として活躍しており、今回の訃報についても以下のようなコメントを寄せています。

父は苦しむこともなく、穏やかに永遠の眠りにつきました。みずから選んだ母国で日本人として、日本人の家族を持ち、日本に感謝の気持ちをささげつつ、幸せに最後の時を迎えました。日本文学に生涯をささげ、日本人として日本の土となることが父の長年の夢でしたから、この上なく幸せな一生だったと確信しています

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

ドナルドキーン氏死去。合掌。三島由紀夫さん、安部公房さんら日本人作家との交流話も面白かったが、戦争中のキスカ島攻防戦に関わった話もまた興味深い。

ドナルドキーン氏が亡くなった。私はあなたのおかげで本が好きになったのです。悲しい。

キーンさんはよく息子さんと一緒に見頃のバラを見に来園してくださいました。今でもそこで歩いていらっしゃるような気分です。日本を、そして旧古河庭園を愛してくださってどうもありがとうございました。安らかにお眠りください。