こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
放送倫理・番組向上機構(BPO)が公表したところによると、9月2日にテレ朝のスーパーJチャンネルで不適切な演出があったと発表しました。
問題が指摘されたのは2019年3月15日に放送されたスーパーjチャンネル。
この回では『業務用スーパーの意外な利用法』と題して、業務用スーパーを特集したものの、そこに現れた客全員がディレクターの知人だったとのこと。
テレビ局のやらせについては、今までに何度も話題になったことがありますが、今回のBPOの発表に世論はどのように反応しているのでしょうか。
スーパーJチャンネル『業務用スーパーの意外な利用法』でやらせ
【テレ朝が謝罪】『スーパーJチャンネル』に放送倫理違反 BPOhttps://t.co/RSgkIKkeQQ
番組に登場した客らがスタッフの知人だったと認定。「偶然を装って登場させたという点で公正さを欠いていた」と断じた。
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 2, 2020
この件について、デイリーは以下のように報じています。
放送倫理・番組向上機構(BPO)は2日、都内で会見し、審議入りしていたテレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」(月~金曜、後4・40)の「業務用スーパー」企画で、放送倫理違反があったとする意見を公表した。
BPOが審議入りの対象としていたのは、昨年3月15日放送の企画「業務用スーパーの意外な利用法」。取材先のスーパーの客らとして登場したエピソードの中核をなす人物5人全員が、特集を制作した外部ディレクターの知人で、同ディレクターは事前に撮影スケジュールを知らせていた。
意見書では、報道番組における今回の特集企画は「偶然に街で出会った人から話を聞き、そのごく平凡に見える人の思いがけないドラマやエピソードを視聴者に伝える」ことが趣旨であると指摘。「取材の過程が適正とは言い難く、本来ならその場に現れるはずのない『客』を偶然を装って登場させたという点で正確ではなく、公正さを欠いていた」とした。
今回の問題は、昨年10月に匿名の情報提供があり発覚。同局は不適切な演出があったとして謝罪した。
今回問題が指摘されたのは、2019年3月に放送されたスーパーJチャンネルの企画。
『業務用スーパーの意外な利用法』という企画の中で、スーパーの客として現れた人物にやらせが発覚したと言います。
夕方の番組で視聴率も高く、ネットでも大きな話題となりました。
業務用スーパーの意外な利用法の内容+動画は?
残念ながら、当時放送された『業務用スーパーの意外な利用法』の録画動画はネット上に残っていません。
そのため、実際にどのような演出が行われたのか?を見ることは出来ない状況です。
ただ、この件については2019年10月にデイリー新潮が以下のように報じていました。
放送が始まったのは午後5時36分。画面に映ったタイトルは「特集 愛の告白にダイエット… 客を追跡!業務用スーパーの意外な利用法」だった。
内容を具体的にご紹介しよう。最初に登場したのは47歳の主婦。店内で大量の焼きそば麺を購入する姿をカメラが捉え、ディレクターが「焼きそば屋さんですか?」と声を掛ける。主婦が「違います」と笑顔で否定して取材が始まる。
主婦と夫、5人の子供に祖母という8人家族なのだが、長男が3人の子を持つ女性と結婚。更に長男夫婦にも長女が生まれたため、家族は13人に増えた。そのため大量の焼きそば麺を買ったという。
2人目は36歳のシングルマザー。8歳と5歳の子供に“はじめてのおつかい”をさせる姿が放送された。業務用スーパーを選んだ理由を「自分は常連客で子供が店に慣れており、低価格のため買い間違いが起きても腹が立たない」と説明した。どことなく、宣伝臭を感じるコメントだ。
3人目は47歳のアルバイト男性。1キログラム入りのサラダを2袋購入して帰宅。さっそく「ポテトマカロニサラダ」の封を切るのだが、以前に食べると、その直後に恋人ができるという幸運に恵まれたという。
現在、男性は職場の同僚女性に交際を申し込もうと考えており、験担ぎのためにサラダを購入したと説明。食べ終わるとカメラは上野駅で男性が女性に告白する場面を隠し撮るのだが、女性には断れてしまう。失恋した男性はカメラに「コスパのいい、おいしいもの(註:サラダ)を食べられたので、それでいいです」と、なぜか商品を絶賛して終わる。
最後の4人目として出演したのは、冷凍と生のブロッコリーを大量に購入した28歳の女性。歌手になるという夢を持ち、ブロッコリーダイエットに励む姿が紹介された。
出典:デイリー新潮
デイリー新潮の記事では、やらせ部分について詳しく書かれています。
さらに、やらせと認識しながらも不適切な演出に手を染めてしまったディレクターの当時の心境についても、以下のように報じました。
ディレクターは「番組制作に自信を失っていた」と、やらせに手を染めた理由を説明したという。
番組制作への自信のなさから、やらせに手を染めたとのことです。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
こんな些細などうでも良いものを定期的に槍玉にあげて「ちゃんとチェックしてますよ」的なBPOなんて要らない。
他にもっとひどい捏造や偏向報道があるだろ。
テレビ局に倫理なんてあったの?ヤラセは当たり前、取材にしても局の求める内容に切り取り、隠れ取材にしてもカメラあからさまなのもあるし、最近はどの局もやたらどうなっているんでしょう的にCMまたがせているし、海外のハプニング映像もやたら流す手法が流行っている、各局横並びならひとつの局でいいと思う、テレビ局なくても良いかも。
今やTVは、クオリティーの低いショーとしてしか見ていない・・・
おまけにリモートでも存在感示さなきゃっていうんで、やたら叫ぶし・・・
高齢者向けの健康食品のモデルは気持ち悪いし・・・
TVそのものをほとんど見なくなって久しい・・・
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