こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
新潟県燕市教育委員会の教育長の問題発言が大きな波紋を呼んでいます。
遠藤浩教育長は定例会で配布した文書のなかで、『コロナを短時間で解消するためには大きな戦争が必要』などと記載。
誰が見ても問題発言と取れるこの内容に、ネット上でも大きな批判が広がっています。
遠藤浩教育長が問題発言↓燕市教育委員会
【コロナ禍解消には戦争 市教育長】https://t.co/LzLIQY3fDL
新潟県燕市の教育長が市教委の定例会で、「コロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」と書いた文書を配布。出席した委員や職員から指摘などはなかったという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 1, 2020
この件について、読売オンラインは以下のように報じています。
新潟県燕市教育委員会の遠藤浩教育長(55)が市教委の定例会で、「コロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」と書いた文書を配布していたことがわかった。市教委は31日、遠藤教育長の謝罪コメントを市ホームページに掲載した。
市教委によると、文書は、遠藤教育長が所感をまとめた「教育長報告」で8月21日に教育委員に配られた。「戦争が始まれば武器という商品で経済は回復するだろう」などと書かれていた。
耳を疑うような今回の問題発言に、ネットでも大きな反響が広まっています。
この報道を受け、遠藤教育長は燕市教育委員会の公式ホームページで以下のように謝罪文を発表しました。
8月定例教育委員会「教育長報告」における不適切な表現について(お詫び)
このたび、令和2年8月21日に開催された定例教育委員会での「教育長報告」の内容の一部に不適切な表現がありました。
保護者、児童生徒、教育関係者並びに市民の皆様に、不快な思いや大きな不安を与えてしまいましたことについて、深くお詫び申し上げます。このたびの件は、「教育長報告」において、あたかも戦争を是認すると読み取れる部分があったものです。当該部分の内容については、現在のコロナ禍において、社会全体に閉塞感のようなものがあり、それを打開する方法として戦争を始めてしまうのではないかという人間の愚かさを憂いて表現したものであり、決して戦争を期待したり肯定したりするものではありません。
あくまでも戦争を肯定しているわけではないと釈明していますが、理由を見る限り『言い訳』と言われても仕方ない内容でしょう。
遠藤浩教育長の顔写真+学歴(大学高校)
遠藤浩氏は、新潟県燕市教育委員会の教育長。
燕市教育委員会の『教育長のあいさつ』によれば、平成31年4月に就任したと書かれています。
つまり、教育長就任から間もない期間で問題発言が大々的に報じられてしまったということになります。
SNS上では遠藤教育長の学歴や経歴などについて話題になっていますが、公式に発表された情報の中で遠藤教育長の具体的な経歴が学歴を記載されたものは見つかっていません。
ただ、読売オンラインの報道によれば県立高校の校長などを歴任したと書かれています。
遠藤浩教育長の過去の発言
直近で報じられた遠藤教育長の発言としては、2020年2月27日に安倍首相が学校の臨時休校を要請したタイミングで以下のような発言がありました。
休校措置については、午前9時から開かれた臨時の校長会で決めた。休校の一方で児童クラブとなかまの会の開所を検討していることについて遠藤教育長は「矛盾があるかと言えば、そう」、「人が集まらないようにしろと言って、人が集まる場を用意すること」と認めながらも「小さいお子さんに家にひとりでいなさいと言うのは難しい」とやむを得ない措置とした。
臨時休校の要請には「急ですよね。(それに)尽きるかもしれない」、「きのうの発言で2日からというのはとっても準備の時間がなかったというのが本音」と明かし、そのなかで最大限、考えた結果と述べた。
安倍首相の休校要請を『急だ』としながらも、国の方針に従い、しっかりと対策を講じていた印象です。
この他にも、特別問題発言などはなく、それだけに今回の『戦争発言』は周囲の人物もかなり驚いている様子です。
【追記】遠藤浩教育長が辞任を発表
最新の報道によると、不適切発言が問題視されていた遠藤浩教育長が辞任を発表したとのことです。
新潟放送などは以下のように報じています。
「コロナ禍を短時間で解消する方法は戦争」 こうした趣旨の発言をしたのは、新潟県燕市の教育委員会のトップでした。教育長は2日、会見で謝罪し、辞任する意向を示しました。
【燕市教育委員会 遠藤浩教育長】
「誠に申し訳ございませんでした」燕市教育委員会の遠藤浩教育長は8月の定例会で、「コロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」「武器という商品で経済は回復するだろう」と報告していました。
前述の通り、遠藤浩教育長を巡っては『コロナを鎮めるためには戦争が必要』といった旨の発言がネット上で大きく問題視されました。
この発言がネット上で炎上したのが9月1日だったので、これを考えるとかなりの早い対応になりました。
辞任で早期に幕引きを図った形になりますが、世論からの厳しい批判は今なお続いています。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
まず、大戦が発生してもコロナ禍が収まることはないです。
厄介事が二つになるだけ。
こんなのが、市教育長なのか?
全文を読んだワケではないので真意は不明ですが、何れにしても教育長の立場で公の場でその手の意見を表明するとどういう事態を招くかの想像が出来ないレベルの低スペック能力人間ってことですから、教育現場を司る立場からは早々に退くべき。
こういう方々、「講演会でうっかり」ならまだしも、なぜ文章で発表してしまうのだろう・・
普通は「これ、ヤバイな」と気づくのだが。
気付かないならもうその位置にいちゃダメだと思います。
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