こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
YouTube上に公開された動画の削除問題をめぐり、ユーチューバー同士で法廷闘争が勃発しました。
著作権侵害によって動画を削除された編み物系ユーチューバーが、そも申し立てたを行った同じく編み物系ユーチューバーに対して損害賠償を求める訴えを起こしたというのです。
ここでは、京都新聞などでも報じられている当該事件について、詳しく取り上げていきます。
編み物ユーチューバーが著作権訴訟↓原告Sは誰?
動画削除巡りユーチューバーがユーチューバー提訴 編み物動画「どこが著作権侵害か」 https://t.co/ytKixvvOxN #47NEWS #地域ニュース
— 47NEWS (@47news_official) August 20, 2020
この件について、京都新聞は以下のように報じています。
動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した動画が、著作権侵害との指摘を受けて削除され精神的苦痛を負ったとして、富山県のユーチューバーの40代女性が19日までに、京都市東山区の40代女性ユーチューバーら2人に計110万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。同日、地裁(久留島群一裁判長)で第1回口頭弁論が開かれ、被告側は請求棄却を求めた。
訴状によると、原告は編み物を編む場面や作品を動画で公開している。同じく編み物の動画を公開している被告が今年2月、ユーチューブ側に著作権侵害を通知し、原告の動画2本を削除させた。過去の判例では編み物に著作性は認められておらず、被告に、どの部分が著作権侵害に当たるのか問い合わせたが、回答がなかったと主張している。
被告側代理人は「原告は通知に対し、ユーチューブの仕組みで異議申し立てできた」と反論している。
この報道によれば、原告は『富山県在住の40代ユーチューバー』で、被告は『京都市東山区の40代ユーチューバー2人』とのこと。
利用者が急増しているYoutubeでは、著作権の侵害が横行していると言われていますが、法廷闘争まで行くのは稀です。
実際に、この件について調べていくと以下のような動画がヒットします。
『Elizabeth Hour 01 / Ely』という方が、当該著作権問題について解説している動画です。
これによれば、編み物系ユーチューバーS氏が、2020年2月に同じ編み物ユーチューバーL氏の動画に対して著作権侵害を申し立てたとのこと。
つまり、動画を削除されたのはL氏ということなので、この構図で行くと今回の裁判は原告=L氏、被告=S氏ということになるのでしょう。
編み物ユーチューバーS=Susanna、原告はyukigoyaと特定
この事件については多くのメディアが実名での報道を避けていますが、実は20日の日刊スポーツでは実名報道が行われています。
<前半省略>
訴状によると、原告は「yukigoya」名義で編み物の制作過程を公開するチャンネルを開設。一方、被告は「Susanna’s Hobbies」名義で編み物の動画を投稿。2月に原告の動画2本について「著作権侵害に関する通知」をユーチューブ側に送信し、2本とも削除させた。原告は動画のどの部分が著作権侵害に当たるのかなどを被告に問い合わせたが、応じなかったとしている。
原告側は「ユーチューブには膨大な数の著作権侵害通知が寄せられるため、動画を機械的に削除している」と指摘。代理人は「通知があればすぐに消してしまうユーチューブ側にも問題がある」と主張している。
出典:日刊スポーツ
この日刊スポーツの報道によれば、原告は『yukigoya』であり、被告は『Susanna’s Hobbies』とのこと。
動画で解説されているL氏というイニシャルと、『yukigoya』は一致しませんが、この点は不明。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
被告側が散々著作権侵害されてる被害者だって主張して弁護士の存在や法的措置をチラつかせて動画を削除させたり、半ば脅しとも取れる文章や動画をあげてたのに
いざ自分が本当に訴えられたら論点ずらして請求棄却を求めるのはおかしいのでは
同業者を潰す目的、もしくは再生数への嫉妬だけで
削除申請しているのなら相当歪んでる人だなと思う。
何で削除申請出したかも分からないし
youtubeはこういう事案で溢れかえっていると思います。
youtube側がしっかりとした仕組みを作るべきかと思います
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