こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
4月27日の会見で、アベノマスクの製造元会社として公表された株式会社ユースビオ。
この会社についてはペーパーカンパニー説などが浮上し、ネット上でも大きな話題になっています。
その一方で、ユースビオの登記先住所となっている福島県がタックスヘイブンであることが明るみに。
今回は国内にも存在したタックスヘイブンと、その実態について詳しく取り上げていきます。
タックスヘイブンが福島県に存在した?
福島県がタックスヘイブンになっていたという衝撃の事実が話題になったのはこちらのツイートが発端。
アベノマスク、ペーパーカンパニーが請け負っていたということですが、もっとすごいことが分かりました。
福島県の一部では復興のために法人税0にしていて、そこが日本のタックスヘイブンになっているわけです。— Shintaro Sawayama (@sawayama0410) April 27, 2020
この投稿によれば、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県の一部では、法人税が0円になっているとのこと。
税制上有利な国をタックスヘイブンと呼ぶわけですが、これが日本国内にも存在したとして大きな話題になりました。
タックスヘイブンとは?
タックス・ヘイヴン(英語: tax haven)とは、一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことであり、租税回避地(そぜいかいひち)とも、低課税地域(ていかぜいちいき)、とも呼ばれる。
出典:wikipedia
福島県がタックスヘイブンであることの証拠
ひとつのツイートから話題になった福島県のタックスヘイブン説ですが、これは単なる噂ではありません。
実際に調べていくと、『ふくしま産業復興投資促進特区に係る県税の課税免除』という制度が存在することがわかります。
「ふくしま産業復興投資促進特区」における復興産業集積区域内※において、市町村の指定を受けた指定事業者が平成24年4月20日から平成33年3月31日までの間に一定の施設または設備の新設または増設を行い事業の用に供した場合には、申請により個人事業税、法人事業税、不動産取得税及び固定資産税(県課税分の大規模償却資産に限る)の課税免除を受けることができます。
出典:福島県HP
福島県の公式HPによれば、『個人事業税』『法人事業税』『不動産取得税』『固定資産税』の免税を受けることができると記載されています。
これはまさにタックスヘイブンと言っても過言ではないでしょう。
アベノマスクの株式会社ユースビオが利用か?
そして、このタックスヘイブンをうまく利用していたとするのが、今回話題となっている株式会社ユースビオです。
ユースビオの登記先住所は、『福島県福島市西中央5丁目54番6号』となっており、福島県のHPで前述の制度の対象地域を見てみるとまさに適用対象の地域になっていることが確認できます。
そして、同一住所で複数企業の登録があることも確認されており、闇は更に深そう。
同じ住所にこれだけ集まるわけですね。。。 pic.twitter.com/GlSaRqJFVT
— aki3Two (@akimi_two) April 27, 2020
国民の疑念が晴れない以上、日本政府は徹底的な説明をする責任があるといえるでしょう。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
妊婦用のマスクが日本のタックスヘイブンと言われる福島の地域にあって、登記情報も謎だらけの変な会社が担当してるっていうのが不安要素だらけで恐ろしいですけどね。。
福島のタックスヘイブン化を与党の口利きと併せて芋づる式に暴いていくのが面白いですね。 ただ、本筋としては、市中どころか医療機関にさえ与党がマスクや防護具をまともに用意できていないところです。 「遅すぎる」ことです。
日本国内にタックスヘイブンが存在してたとは… 300億円もどうするつもりだったのか…
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