ブランコシカティックが死去で死因は病気?現在のミルコとの確執は?

訃報

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

K-1の初代王者として知られるブランコ・シカティック氏が死去したことが分かりました。

格闘技ファンなら知らない人はいない大物で、日本国内でも大きく報じられています。

今回は突然の訃報が報じられたブランコ・シカティック氏について、詳しく取り上げていきます。


ブランコシカティックが死去で死因は病気?

ブランコ・シカティックの訃報について、スポーツ報知などは以下のように報じています。

立ち技系格闘技「K―1グランプリ」の初代王者ブランコ・シカティック氏が22日に亡くなったことが23日、分かった。65歳だった。シカティック氏が所属していたドージョー・チャクリキジャパンが明かした。

シカティック氏は、1954年10月3日、クロアチアのスプリトで生まれた。1993年4月30日に代々木第一体育館で行われたK―1グランプリに参戦し決勝戦でアーネスト・ホーストをKOで破り初代K―1王者となった。

強烈な右ストレートは「伝説の拳」と評される破壊力を誇り、94年12月に一度引退するが、97年3月のムサシ戦で現役復帰。K―1では11戦し6勝(6KO)5敗の戦績を残した。97年10月11日には東京ドームで行われた総合格闘技イベント「PRIDE.1」に参戦するなど総合格闘技のリングでも活躍した。

報道にある通り、22日に伝説の格闘家であるブランコ・シカティック氏が死去しました。

直接的な死因については明言されていないものの、パーキンソン病を患っていたことが報じられています。

ただ、パーキンソン病自体は命を奪うような病ではなく、これが死因になることはあり得ません

あくまでも一般論にはなりますが、パーキンソン病を患っている人の多くが引き起こす合併症は肺炎、もしくは誤嚥性肺炎といわれています。

世界的にもパーキンソン病患者はこれらの合併症により亡くなることが多いと報告されています。

ブランコシカティックは2018年にも肺塞栓症で入院していた

国内メディアではほとんど報じられていませんでしたが、ブランコ・シカティックは2018年に肺塞栓症を患って入院していたことが現地メディアで報じられました。

肺塞栓症とは?

肺動脈に血液の塊(血栓)が詰まる病気のことです。この血栓がどこでできるかというと、9割以上は「脚(あし)」(注参照)の静脈内にできます。

この血栓を「深部静脈血栓症」といいます。それが血液の流れに乗って右心房、右心室を経由して肺動脈まで運ばれてきて、肺塞栓症の原因となります<図1>。ですから、肺塞栓症と深部静脈血栓症は、極めて関係が深い病気で、二つを合わせて「静脈血栓塞栓症」と呼びます。

肺塞栓症は急性心筋梗塞と比較しても死亡率が高く、この病気が日本より多いアメリカやヨーロッパでさえ、診断がつかずに死亡する方が多いことが報告されています。

出典:循環器病情報サービス

また、敗血症も患っていたことが分かっており、パーキンソン病よりもむしろこちらの方が死に直結する病でした。

血管系の病気は再発するリスクもあるため、今回の死因の1つになった可能性も指摘されています。

現在のミルコとの確執について

ブランコ・シカティックといえば、ミルコ・クロコップとの確執が有名。

シカティックはもともともミルコ・クロコップを育て上げ人物であり、2人は師弟関係にあたります。

ただ現役時代に、シカティックがファイトマネーをふんだくろうとして、それが元で大きなトラブルに発展したといわれています。

ミルコがK1で人気が出てくるとそれに比例してファイトマネーも何倍にもなっていきました
それをシカティックがふんだくろうとしたようです。
普通ではジムに払うお金はファイトマネーの約10~15%とされていますが、シカティックは30%近く取ろうとしたようです
これは酷いですね 初期のファイトマネーは1~150万ですからジムのパーセンテージはあまり気にならなかったようですが人気になってくれば2000万近くのファイトマネーですからね30%となればかなり持っていかれますからね

出典:知恵袋より

これが原因でミルコ・クロコップ側の人間に命を狙われそうになったというエピソードも語られています。

ネットの反応

今回のブランコ・シカティック氏の訃報を受けて、日本国内の格闘技ファンはどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

あの頃のK-1は、次の試合の事など考えてないようなガチンコ勝負ばかりで、本当に面白かったなあ。合掌

ブランコ・シカティック。
初代K1チャンピオン!
決勝でアーネスト・ホーストを衝撃KOした姿は今でも忘れることはない。
ご冥福をお祈りいたします。

あの頃のK1は、ブランコ氏も含めて役者揃いで面白かった。
それに比べて、今のK1の情けないこと。
情けない上に、非常識興行を開催するなど、恥の上塗り。
ブランコ・シカテック氏に合掌。