冨士見荘(西浦温泉旅館)が倒産破産 閉店で破産管財人は?

災害

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

愛知県蒲郡市にある西浦温泉旅館の老舗『冨士見荘』が経営破綻することが分かりました。

経営破綻(破産)の理由は、現在世界的に流行している新型肺炎コロナウイルス。

中国人客の受け入れに注力していたそうですが、2020年1月以降の感染拡大で団体客のキャンセルが相次いだ結果だといいます。


冨士見荘(西浦温泉旅館)が新型コロナで倒産破産

今回の件について、時事通信などは以下のように報じています。

東京商工リサーチによると、愛知県蒲郡市の旅館が新型肺炎拡大による顧客減を理由に破産申請することが25日、明らかになった。新型肺炎の影響を受けた企業の経営破綻は初めてという。

破産申請するのは蒲郡市の旅館「冨士見荘」で、申し立ては名古屋地裁豊橋支部となる。冨士見荘はここ数年、中国人ツアーの受け入れに注力していたが、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で1月以降、中国からの団体ツアーのキャンセルが相次いでいた。1956年2月創業。資本金は9600万円。負債総額は調査中。

今回、新型コロナウイルスの影響により経営破綻したのは西浦温泉の老舗旅館『冨士見荘』。

冨士見荘はこの地域でももっとも歴史の古い旅館であり、地元民からは悲しみの声が上がっています。

この度ついに経営破綻となった冨士見荘ですが、実は2013年8月にも資金ショートを起こし、経営破綻寸前まで追い込まれていたと言います。

蒲郡市の西浦温泉で観光旅館「冨士見荘」を経営していた。三河湾を望む景観と新鮮な魚介類を売りに、ピーク時の2005年12月期には約5億5000万円の売上高を計上していたが、その後の業績不振により再度の資金ショートを起こし2013年8月に行き詰まりを表面化した。

出典:東京商工リサーチより

中国人客の受け入れに注力することで業績を回復しつつあったものの、今回の新型コロナウイルスの感染拡大でついに経営破綻となってしまったようです。

全室オーシャンビューが売りの旅館

冨士見荘は『愛知県蒲郡市西浦町大山17−1』にある老舗旅館。

その立地から、全室オーシャンビューが楽しめる旅館として人気でした。

地元周辺の大学の合宿所などとしても利用されていました。

天気がいいときには客室から富士山を眺めることもでき、眺望は全国屈指でした。

閉店で破産管財人は誰?

今後の見通しなどについて詳しいことは公表されていませんが、『事業継続を断念』と報じられていることから恐らく廃業になるものと見られます。

それまでに買い手が見つかればブランドは残るものと見られますが、現状を考えるとなかなか難しそうです。

ちなみに、今回の経営破綻(破産)で申し立て先は名古屋地裁豊橋支部。

破産管財人は小林輝征弁護士と、弁護士法人中部法律事務所の1名と公表されています。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

ついに…という感じですね。
元々あまり経営状態が良くなかった可能性もありますが、人気の宿でも稼働率が半分以下というところも多いです。
もうしばらくコロナは収束しないでしょうし、体力のない企業の倒産が増えていくでしょうね…

序章ですね。
三月末、四月末と日を追う毎に増えていく。
宿泊、バス、旅行 関連の体力戦。
インバウンドは少なくとも1年間は期待薄。
国内需要も人の集まりは こちらも期待薄。
必ず大幅売上減確定ですから。
もう どうしょうもありません
腹を括る。
同時平行で 外食企業、輸入に偏る小売業も倒れる初夏。
腹を括りましょう。

早く手を打たないとどんどんあるよ。

オリンピックが吹っ飛んだらこんなもんじゃ済まないですから。

検査しないことで感染者数を過小に見せたところで感染者自体が消え失せるわけじゃないから
一定の比率の方は肺炎になる。

それも早い段階で息苦しくなと言う肺炎

普通の肺炎と思ってしまうと
感染力がすごいし薬は効かないし…