こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
東映の伝説的プロデューサーとして知られる日下部五朗(くさかべごろう)さんが死去したと報じられました。
日下部さんは極道の妻たちや鬼龍院花子の生涯などの人気作品を多く手掛けた名プロデューサーであり、映画界に与えた影響はかなり大きいといわれています。
今回は突然の訃報が報じられた日下部五朗さんを詳しく取り上げていきます。
日下部五朗が死去で死因=病気(腎不全)
日下部五朗さんが亡くなった。身体がデカイから製作担当にさせられ、俊藤浩滋の下で働き、笠原和夫に泣かされた末、東映やくざ映画の大物プロデューサーになった方。カンヌ映画祭グランプリの「楢山節考」もこの人のプロデュース作。“オレ様節”爆発の自伝コラム「シネマの極道」は必読の書。RIP pic.twitter.com/fy14DyUj6O
— 小玉大輔 (@eigaoh2) February 18, 2020
今回の件について、スポニチアネックスなどは以下のように報じています。
「鬼龍院花子の生涯」や「極道の妻たち」シリーズなど数多くのヒット映画を世に送った東映京都撮影所の名プロデューサー、日下部五朗(くさかべ・ごろう)氏が7日、腎不全のため死去した。85歳。岐阜県生まれ。故人の遺志で10日に家族だけで葬儀が営まれた。
早稲田大学卒業後に東映に入社。1963年「変幻紫頭巾」でデビュー。「緋牡丹博徒」などの任(人ベンに峡の旧字体のツクリ)ものから、「柳生一族の陰謀」などの大型時代劇まで130本を超える映画をプロデュースした。主な作品に「陽暉楼」「肉体の門」「寒椿」「藏」などがある。
報道にある通り、日下部さんは2月7日に息を引き取ったとのこと。
死因は腎不全とのことですが、晩年の詳しい闘病生活などについてはほとんど公表されていませんでした。
腎不全とは?
腎炎などの病気で、血液を濾過する「糸球体」の網の目がつまってしまうと腎臓の機能がおち、老廃物を十分排泄できなくなります。このような状態を腎不全といいます。腎臓の働きが正常の30%以下に低下した状態を腎不全といいます。いったん慢性腎不全になると、腎機能は回復不可能となります。
出典:国立循環器病研究センター
wikiや梶芽衣子との関係
日下部五朗さん亡くなったのか…。あの方が東映にいなかったら、仁義なき戦いなどの東映実録ヤクザ映画路線はもしかすると存在しなかったかもしれない…。
日下部五朗さんありがとうございました…そしてお疲れ様でした。ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/GQeJIdoWg5
— やーさん (@ya_san8931) February 18, 2020
日下部さんといえば、女優の梶芽衣子さんとの関係性も話題になりました。
前述したとおり、世間的には世界的に認められている東映の名プロデューサーですが、2018年に梶芽衣子さんが出版した自伝『真実』のなかでは日下部さんの素顔が赤裸々に綴られています。
梶芽衣子著『真実』購入。 pic.twitter.com/4u9xouZQC0
— Multipleman (@madroxist) March 10, 2018
梶芽衣子の歴史がわかる本。書類上のデーターだけでない素材を知って欲しい、という意欲が伝わる本です。私の梶芽衣子のイメージはなんといっても「おまさ」そして「恨み節」、小股の切れ上がったイイ女。三国連太郎の台本は百回は読む、読めば読むほど答えがある、、と言う言葉に感銘を受けた。それにしても日下部五郎!なんて悪辣な人間なのか。企画泥棒でニタニタしてセクハラ!色々あったのかもしれないけど(ないだろうが)素直に謝ればいいのに本当に嫌な奴で虫唾が走る。誠実でない人間の中で生きるのは大変だと思った。
『真実』を呼んだ読者の感想にはこのようなものもあり、梶芽衣子さんとの確執があったことが垣間見えます。
ちなみに、2020年2月18日現在、日下部さんのwikipediaページは存在していません。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
「仁義なき戦い」とかまだ30代バリバリのころの作品。
仕事が楽しかっただろうな。
京都の盛り場で何度か遭遇しました。
女優を侍らせて…、ほとんど反社のオヤジでした。
昔の監督の回顧録とかインタビュー本で時々見る名前だね
なかなかのやり手だったのだろうか
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