【引き出し屋】引きこもり自立支援は東京のどこで会社名は?孤独死で告訴や逮捕も?

不正疑惑

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

少子高齢化が進む中で、大人の引きこもりが社会問題化しています。

そんななかで、『引き出し屋』と呼ばれる引きこもり自立支援業者が数多く出てきており、トラブルが続出していると話題になっています。

今回は、東京都内に本部を置く引きこもり自立支援業者のトラブルについて詳しく取り上げていきます。


引きこもり自立支援『引き出し屋』で孤独死トラブル

今回の件について、西日本新聞は以下のように報じています。

関東に住む女性(80)の家に、「引きこもり自立支援」をうたう民間業者がやってきた。同居する長男は当時40代半ば。仕事を辞めて部屋に引きこもるようになり、既に20年が過ぎていた。

スタッフ5人が部屋に入って30分ほど後、長男は出てきた。女性は着替えを詰めたスーツケースを持たせ、「頑張ってね」と声を掛けた。長男はうつむき、無言で家を出て行った。

女性が最後に見た長男の姿だった。

業者を知ったのは2017年1月。ホームページの「必ず自立させます」という言葉にひかれ、東京都内の本部に相談に行くと、スタッフに「早い対応が必要」と促された。提示された契約金は900万円超。自宅を売る段取りをして準備した。

長男は都内の施設に入り、その後、提携する熊本県内の研修所に移った。ほどなくして、業者から「熊本で就職した」と報告を受けた。自立を妨げないようにと、女性は連絡を控えていた。

今春になって突然、業者から電話が入った。「息子さんが亡くなりました」

女性は警察署で痩せこけた長男と対面した。

出典:西日本新聞

900万円を超える大金を支払って契約をしたのにも関わらず、自立どころか最悪の結果に。

このニュースが報じられると、SNSなどでは『悪徳業者!』『親御さんが気の毒過ぎる』との声が多く上がりました。

どのような生活をしていたのか詳しいことは不明ですが、死因は餓死と見られるとのこと。

問題の引き出し屋は東京のどこで会社名は?逮捕や告訴も?

今回報じられた引きこもり自立支援を行っている引き出し屋は一体どこなのでしょうか?

報道によると、この業者は東京都内に本部を置き、熊本の研修所と提携を結んでいる業者とのこと。

現時点では具体的な業者名や会社名は特定されていませんが、亡くなった男性の母親が事件化を考えれば、大々的に報じられる可能性は十分にあります。

いずれにしても、相当闇は深そうです。

過去にもトラブルや問題は多かった

今回、西日本新聞によって預けた息子さんが亡くなってしまうという、あまりにも酷い一件が報じられましたが、実は過去にも引き出し屋に関するトラブルは多発しています。

実際、2019年には都内にある引きこもり自立支援(引き出し屋)を相手取って、元入所者の男性が損害賠償請求の訴訟を起こしたことが報じられました。

無理やり自宅から連れ出され、軟禁状態に置かれた――。東京都にあるひきこもり自立支援施設の運営会社を相手に、元入所者の30代男性が2月、550万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。こうした民間事業者は一部で「引き出し業者」と呼ばれ、子どものひきこもりの長期化に苦悩する親が契約しているといいます。一方で、人権侵害の疑い、親子関係の断絶などの弊害があると批判も受けています。

出典:朝日新聞

また、引き出し屋という言葉が報じられるようになった2017年当初には、20代の女性が施設と見られるアパートで暴力を加えられたことも問題に。

いずれの事件も、入所者側は施設側に多額の契約金を支払っており、そのビジネスのあり方に疑問が集まっています。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

悪質業者過ぎやな。 最近こういった話が多すぎ! 退治してやるから、免罪符をくれ

どうして国は支援しないの?

悪徳だと思うし、何百万円も支払って子の自立を夢見た親御さんが気の毒すぎる。もちろん、適切な自立支援を受けられずに死んでしまった本人も。