こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
大手通販サイトAmazonで、ライバル会社のレビューに低評価をつけるためのやらせレビューを投稿したとして福岡市の会社役員の男性が罰金刑に処されました。
事件発覚当時から大きく報じられているこの事件ですが、朝日新聞が再度取り上げネット上で再び炎上しています。
ここではAmazonやらせレビューで話題となっている福岡市の健康食品販売会社と26歳の会社役員の男性について詳しく取り上げていきます。
目次
amazonやらせレビューで会社役員の男性(26)に罰金刑
被害者の社長、まさに執念の追跡…
低評価が続き商品の売り上げが2割余り減るなか、被害者の社長がたどり着いた先にいたのは…https://t.co/oVNaxQlw3v
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) September 16, 2020
この件について、朝日新聞DIGITALなどは以下のように報じています。
通販サイト・アマゾンのレビュー欄に低評価の投稿をさせて競合他社の信用を傷つけたとして、福岡市の会社役員の男性(26)が信用毀損(きそん)罪で罰金刑を受けた事件。低評価が続き商品の売り上げが落ち込むなか、被害者の社長は執念の追跡で投稿者を割り出した。
被害に遭った福岡市の健康食品販売会社の男性社長(39)が、朝日新聞の取材に、その詳細を明らかにした。社長が「異変」に気づいたのは2018年1月初旬。普段は月に1件あるかないかの低評価レビューが、1週間でサプリメントなど2商品に9件ほど続いた。5段階評価で最低の「星一つ」も複数あった。商品の売り上げは2割余り減り、死活問題に。だが、なぜ低評価が続いたのか腑(ふ)に落ちなかった。
事件は福岡市で健康食品会社を経営する26歳の会社役員の男性が、競合他社である同じ福岡市の健康食品会社に対してやらせレビューを投稿させた件。
罰金刑に処された25歳の男性会社役員は、40代の女性などに500円の賃金を支払い、バイトとして低評価レビューを投稿させていたと言います。
やらせレビューや意図的な評価の釣り上げ(または引き下げ)などが横行しているなか、今回の事件には世間の関心もかなり高いようです。
amazonやらせレビュー会社役員の男性(26)は誰で会社名を特定?福岡市
この事件が初めに報じられたのは9月4日のこと。
当時のニュース記事が以下です。
アマゾンで「星一つ」やらせ投稿 依頼者に異例の刑事罰
大手通販サイト・アマゾンが扱う商品のレビュー(評価)欄にわざと悪い内容を書かせ、競合他社の信用を傷つけたとして、福岡簡裁が信用毀損(きそん)罪で、別の会社の男性役員に罰金20万円の略式命令を出したことがわかった。電子商取引の専門家によると、こうした「やらせレビュー」の実行者を特定するのは難しく、刑事罰に至るのは異例という。
略式命令などによると、男性役員(25)は福岡市内で健康食品・器具の通販会社を経営。仕事仲介サイトで商品レビューの仕事を募集した際に応募した福岡県内の40代女性に対し、2018年1月、500円を支払い、福岡市の別の健康食品販売会社がアマゾンで扱うサプリメントに低評価のレビューをつけさせ、信用を傷つけた。
女性は商品を使ったことがないのに「一粒が大きくて飲みにくかった」などと書き、5段階評価で最低の「星一つ」とした。これを含め、低評価レビューが1週間で2商品に9件ほど続いたため、不審に思った販売元の男性社長(39)が投稿者名を検索したところ、やらせレビューの請負を含む仕事仲介サイトの登録者だったことがわかった。男性社長は女性と依頼主の男性役員を苦労の末特定し、18年5月に福岡県警に被害届を出した。
県警は昨年9月、福岡地検に信用毀損容疑で男性役員と女性を書類送検。今年4月に福岡区検が男性を同罪で略式起訴し、福岡簡裁が略式命令を出した。女性については地検が「諸般の事情を考慮した」として不起訴処分とした。
これらの報道からわかる男性役員の特徴は以下の通り。
・福岡市で健康食品会社を経営
・YouTube動画にも出演
・誕生日は9月4日~9月16日の間(4日と16日の報道で年齢が違うため)
一応刑事罰は受けているものの、福岡簡易裁判所の記録を調べても9月16日時点では詳しい情報は見つかりませんでした。
上記のような解説動画を投稿していたとも報じられていますが、ここからの特定も難しそうです。
Amazonをはじめ他の大手通販サイトのレビューもあてにならない?
この事件でやらせレビューを投稿した女性は以下のように証言しています。
県警や検察に対し、女性は17年ごろ仕事仲介サイトに登録したと説明。月に2件ほどレビュー投稿の仕事を受け、1件200~600円の報酬を受け取っていたという。請け負ったのは高評価をつける投稿ばかりで「低評価の投稿を依頼されたのは初めてだった」と供述した。
月に2件ほどのレビューを投稿していたということ。
低評価レビューは初めて請け負ったとのことですが、2017年から高評価をつけるレビューに関してはかなりの件数請け負っていたことが伺えます。
この女性の証言を見るだけでも、ネット通販サイトのレビューがいかにあてにならないかが分かります。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
今後はこういった整備が信用を勝ち取ると思う。ネットスーパーは無限のように思うがそうではない。結局は適正価格、商品の本物、耐久力、信用などで絞られる。またコピペ記事を書いてるだけのヤツはどんどん取り締まるべきだし、サイト側も複垢などを避けるためにレビューを書けるには登録が必要など講じる必要がある。単なるツイッターと同じ感覚で嘘記事でバズるのはありえない。
やらせが蔓延しているから、もうレビューをほとんどアテにできなくなってきた。アマゾンも何かちゃんと手をうってほしい。この社長さん、よく頑張りましたよね。ほんと執念の追跡。低レビューをやらせで付けられて商品売れなくなるのは、すごい被害ですよね。
個人旅行先探しにじゅらん、るるぶ等の旅行会社サイトの口コミ情報も参考にして決めてるけど、確かにごく稀にだけど極端に低い評価が立て続けに投稿されているケースを目にする。これらもそうだとしたら悪意ある印象操作、営業妨害と言える。まぁ自分の場合はあくまでも参考情報と位置づけて眺めているけど、内容によってはこの印象操作で判断を変えることになるかもしれない。
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