おしらじの滝で死亡→なぜ?飛び込みYouTube動画

事件

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

栃木県にある有名観光スポット『おしらじの滝』で、男性2人が亡くなりました。

SNSに投稿された飛び込み動画の真似をして飛び込んだ結果の事故とも報じられているこのニュースですが、ネットでは『ここまでの大事になった理由』について疑問の声が多く上がりました。

ここでは大々的に報じられているおしらじの滝での事故について、詳しく取り上げていきます。


【追記】

NPO法人『川に学ぶ体験活動協議会』の現地調査によって事故原因が次第に明らかになってきました。

一部では心霊現象説なども浮上した今回の一件ですが、NPO法人の調査によれば当時の水温が影響した可能性が高いということです。

当時の滝壺底の水温は10度前後で、急激に体を冷やされたことによるショック状態に陥った可能性が高いと見られているようです。


おしらじの滝で男性2人が死亡

この件については、18日の段階で各メディアが『意識不明の重体』と大々的に報じました。

栃木県矢板市にある観光スポットとして有名な「おしらじの滝」で、遊びに来ていた男性2人が溺れ意識不明の重体となっている。

18日午後5時過ぎ、矢板市にあるおしらじの滝で「男女4人が川遊びに行き、男性2人があがってこない」と110番通報があった。警察などによると、県外から川遊びに来ていた10代の男性と20代の男性が溺れ、その後2人が滝つぼで沈んでいるのが見つかったという。男性2人は病院に運ばれたが、意識不明の重体だ。

病院に運ばれた男性2人は、すぐさま病院に運ばれ心肺蘇生が行われましたが、19日に亡くなったといいます。

ただ、おしらじの滝は、映像で見ても分かる通りそこまで大きな滝ではありません。

実際、滝つぼは3メートルほどで、警察の発表によれば2人の男性は水面から30センチほどの岩の上から飛び込んだとされています。

3メートルもあれば十分溺れる可能性はありますが、流れの激しくないおしらじの滝でこのような事故が起きたことに、地元住民からは驚きの声が上がっています。

おしらじの滝で死亡→なぜ?感化されたYouTube動画は?

栃木県の矢板署の取り調べによれば、事故に至るまでの時系列は以下のような流れだと言います。


・8月18日に男女4人でおしらじの滝を訪れる
・下流の川に入り遊ぶ
・おしらじの滝に行き、SNSの飛び込み動画を見て『自分たちもやってみよう』と感化される
・30センチほどの高さの岩から飛び込む
・しかし、時間が経っても2人は上がってこなかった

警察が公表した死因は2人とも溺死ということなので、溺れたことは確実です。

ただ、このおしらじの滝に当時水が流れていたかどうかについては公表されていません。

ご存知の方も多い通り、おしらじの滝は雨が降ったときにしか水が流れない幻の滝として有名で、水が流れたとしてもそこまでの勢いは無いと言われています。

ちなみに、2人が感化されたSNSの動画というのはおそらくYouTube動画だとは思われますが、具体的にどの動画なのかは特定されていません。

ネットでは心霊現象?と話題に

たった30cmほどの飛び込みで大事故につながったことで、なにか特別な状況があったのではないか?と話題になっています。

ネットでは、『霊的な力が働いていたとしか思えない』というコメントが多く寄せられ、こちらも話題に。


ちなみに、おしらじの滝は心霊スポットとしては有名ではありません。
調べる限り、過去に同様の事故や心霊体験なども報告されたことはないようです。

心霊疑惑まで飛び出した今回の件ですが、冷静に考えれば水深が3メートルもあれば溺れても何の不思議もありません。

2人の男性がどの程度泳げる人物だったのか?によっても変わってきますが、『一般的に人が溺れるためには膝上程度の水深で十分』とまで言われています。

しかも、今回の場合は体の浮きにくい淡水。

海とは状況が全く異なります。

立ち泳ぎなどに慣れていない人物が、足のつかない水深で顔を出そうとしても、思うように上がってこれないという現象は十分起こる可能性があるようです。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

過激系YouTuberとかも増えてるから心配だよね。
施設側も迷惑だろうし・・

同行してた友人が絶対動画撮ってるだろうなあ。
警察に提出して自身は削除してるでしょうけどいろいろとトラウマになりそう。

ロープを張っていようが、市の責任ではない。

誠に不謹慎で申し訳ない、またご家族ご友人には申し訳ないが
このような軽率な行為、人様に迷惑をかけなかったことはせめてもの救いだと思います。