こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
盛岡市で市税の猶予を希望する事業者に対して贈った申請書類の記入例が大きな物議を醸しています。
申請書類などには記入例としてサンプルの名前などが記載されますが、その名前欄に『滞納太郎』などと書かれていたということです。
今回は全国から批判が殺到している納税太郎の命名者について、詳しく取り上げていきます。
盛岡市で記入例に滞納太郎→炎上
【記入例「滞納太郎」 市に苦情】https://t.co/2zLCkyywTn
盛岡市は25日、市税の納付猶予を希望した事業者に申請書を送付した際、氏名欄に「滞納太郎」と不適切な表記をした記入例を同封していたと発表した。受け取った事業者から24日に苦情があった。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 25, 2020
この件について、共同通信などは以下のように報じています。
盛岡市は25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で市税の納付猶予を希望した事業者に申請書を送付した際、氏名欄に「滞納太郎」と不適切な表記をした記入例を同封していたと発表した。記入例は6事業者に送付し、受け取った事業者から24日に苦情があった。
市納税課の吉田準之助課長は「あってはならないこと。多くの方に不快な思いをさせ、申し訳ない」と陳謝した。事業者には改めて適切な記入例を届けるとしている。
記入例を作った職員は「滞納という言葉を市民がどう感じるか、配慮が至らずに使ってしまった」と話しているという。
今回、不適切な表現の記入例が発覚したのは盛岡市の事業者に対する市税の猶予申請書。
このなかで、名前を書く欄に『滞納太郎』などと記載していたことが大きな物議を醸しました。
この名前はダメだよ😲 pic.twitter.com/69fVVCrvg1
— kazu1000 (@yurakumika) April 25, 2020
通常であれば記入例には地名を用いた『盛岡太郎』などが使われるため、猶予申請をする人に対する意図的な敵意か、もしくは本当に問題があると思っていないのか、などネットでは大きな議論となりました。
滞納太郎の命名者=盛岡市納税課30代男性職員は誰で名前特定?
新型コロナウイルスという未曽有の災害のなかで資金繰りに困窮する事業者。
そんな事業者の感情を逆なでするような『滞納太郎』という記入例を作った命名者はいったい誰なのでしょうか。
前掲した共同通信の報道記事では詳細は触れられていませんでしたが、NHKではこの人物についてより詳細に報じられています
盛岡市によりますと、新型コロナウイルスの影響で、50以上の事業所や個人から市税の納付を猶予する制度について相談があり、一部の事業所から申請書の記載例を送ってほしいという依頼があったということです。
この際、対応した納税課の30代の男性職員が、記載例の氏名を「滞納太郎」とした書類をつくり、申請書とともに送ったということです。
これによると、盛岡市の納税課に所属する30代の男性職員だということ。
ただ、掲示板などでもこれ以上詳しい人物像については特定されておらず、今のところ名前などは不明です。
ちなみに、この男性職員は滞納太郎という名前を付けた経緯について以下のように回答しています。
市によりますと、男性職員は名前に「滞納」ということばを使ったことについて「ふだんの業務で使っているため使った。一般の人にどのような印象を与えるかまで配慮が至らなかった」と話しているということです。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
「盛岡太郎」とせず、「滞納太郎」とは。起案して上司の許可を得た上で配付していることは間違いない。誰も不適切との認識がない。よほど滞納に悩まされて、感覚がマヒしたか。この手の文書作りは、起案者がいい仕事をすることが基本である。職場にいる「ちょっと困った人」では困る。
課長は「あってはならないこと」なんて、のんきな回答をしているが、この手の書類のひな形というのは、課長の裁可を経ていないのか。一平職員が勝手に作った文書が、そのまま誰のチェックも受けずに出回るということに、何の疑問も持たない組織という点で、もはや市民の信頼は得られないのではないか。
不適切な言葉で決して容認できる事では無いが、税務課としたらそれだけ滞納者に対して敵意があるということ。納税太郎と罵られて当たり前のような輩が沢山いる事もまた事実。
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