こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
パナソニックの完全子会社である『パナソニック産機システムズ』でおきたパワハラ騒動が大々的に報じられ、話題となっています。
2018年に新卒で内定をもらっていた男子大学生が、入社前にパワハラを受け、精神を病んだとされるこの事件。
ネットでも闇が深いとして大きな注目を集めています。
目次
パナソニック産機システムズで『辞退して。邪魔です。』とパワハラ
新卒採用|採用情報|パナソニック産機システムズ株式会社|Panasonic https://t.co/SLuBBvbmyv
裁判大負けして伝説になって欲しい pic.twitter.com/LjkRiYoia8
— ケツンクス (@0S03667) April 9, 2020
この件について、朝日新聞などは以下のように報じています。
就職が内定している企業の人事課長からパワーハラスメントを受けた、大学4年の男子学生(22)の遺族代理人弁護士らが9日、記者会見した。人事課長は、入社時の配属への決定権をちらつかせながら、内定者でつくるSNS交流サイトに毎日書き込むよう強要していたという。会社側も取材に「行き過ぎた行為があった」と認めた。
会見した川人博弁護士によると、男子学生は2018年春にパナソニックの完全子会社「パナソニック産機システムズ」(東京)から新卒採用の内定を得た。同社では内定者への研修の一環として、SNS交流サイトに内定者20人を全員登録させていた。人事課長は、このサイトに毎日ログインして投稿にコメントすることや、課題として出された本の感想を投稿することなどを求めたという。
「誰がいつサイトに入っているかは人事側で見えています」
「毎日ログインしていなかったり、書き込まない人は去ってもらいます」
会社は内定者全員に某SNSへの会員登録を義務化。
そして、入社までの期間、毎日コメントを残すことを指示していたと言います。
この男子学生はコメントが少ないなどの理由から、『無理なら辞退してください、邪魔です』などのほか、パワハラと認定される発言を繰り返していたと言います。
パナソニック産機システムズのパワハラ人事課長は誰で名前特定?
このパワハラ疑惑が明るみに出たことで、世間の関心は一気に人事担当者に向きました。
男子大学生を追い込んでいったとされるパナソニック産機システムズの人事課長はいったいどのような人物なのでしょうか?
実際に、パナソニック産機システムズの公式HPを見てみると、組織図は以下の通り。
渦中にある課長は、上記部署に所属していたと思われます。
ただ、公式HPには以下の通り役員しか実名が公表されておりません。
また、会社が公式に出している過去の異動情報などを閲覧してみても、当該人物と断定できるような情報は得られませんでした。
パナソニック関連会社の人事異動情報などは以下で閲覧することが可能
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/06/jn170629-1/jn170629-1.html
年度や部署などに絞り込んで検索することが可能ですが、当該人事課長がいつからこの役職についていたのか?などの詳細情報が無いため、絞り込むことは現状難しいです。
ちなみに、この話題は2ちゃんねるなどでもスレッドが立ち上がっており、特定活動が行われている模様です。
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1586420718/
※ただし、上記スレッドの情報はあくまでも一般人の書き込みであり、情報が正確であるという保証はないという点に注意です。
当該不祥事に対する公式HPでの公表にも批判が集まる
朝日新聞などの報道に伴い、パナソニック産機システムズの公式HPにも当該事件に関しての公表がありました。
パナソニック産機システムズの件、HPにはこれだけ? pic.twitter.com/Xdc6CmHrhw
— ⛩ (@6_G59) April 9, 2020
ただ、この公表内容があまりに簡素だったことから、SNS上ではこの発表についても非難が巻き起こっているようです。
現在はまだ裁判が行われる前の段階であるため、公表できる事実が少ないのは言うまでもありませんが、それにしても責任者からの心ある言葉がもう少し欲しいというのが一般の感覚でしょう。
【2020/7/27追記】パナソニック産機システムズが公式コメントを発表
この問題が大々的に報じられたのが、2020年の4月。
それから約3ヶ月ほどが経った2020年7月27日付けで、パナソニック産機システムズ株式会社がこの件について公式コメントをHPに掲載しました。
以下、パナソニック公式サイトからの引用。
2019年2月にパナソニック産機システムズ株式会社の内定者が、入社前に亡くなられた事は事実です。
会社として誠に申し訳なく、謹んでお詫び申し上げます。
亡くなられた方に謹んで哀悼の意を表すると共に、ご遺族の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます。
入社前の研修中に亡くなられた事実を厳粛に受け止め、このような事態を二度と繰り返さないよう、再発防止に取り組んでまいります。
このコメントは、パナソニックの公式HPに掲載されています。
7月現在も、遺族は当該会社に対して損害賠償請求訴訟を起こしていると報じられており、問題は未解決。
同社が再度コメントを公表したことにより、ネットでも再びこの事件が話題になっています。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
このご時世にこんなことやってんの?
超ブラック認定だね。
内定者の方からお断りしたらいいよ。
その課長はクビにすること。
内定者をそんなやり方で追い詰めていたのであれば、世の中のすべての企業は、この会社の製品を採用しない判断をするべきです。
日本社会は、もっとこのようなことに厳しくなってほしいと思います。
人事課長の人間性なのか、或いはそういう企業文化なのかわからないが、そんな時代錯誤なことがまかり通っていたことにこの会社の闇を感じる。
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