こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
インド東部にあるオリッサ州ガンジャム地区という場所に住んでいる女性が、『魔女』と言われ迫害されていると一部報道機関が報じ、話題となっています。
魔女と忌み嫌われ迫害されているのは、クマル・ナヤックさん63歳。
彼女は合計20本の足の指と、合計12本の手の指を持っており、その見た目から60年以上も迫害を受け続けたといいます。
今回は話題になっているクマル・ナヤックさんについて取り上げます。
インド在住クマルナヤックさんの画像や顔写真
今回の件について、Techinsightは以下のように報じています。
インド東部に住む女性は32本の手足指を持って産まれてきた。手術をするお金もなく、周囲から“魔女”と言われ続けて63年になる。その女性が英メディア『Metro』『The Sun』のインタビューに応じ、注目されている。
オリッサ州ガンジャム地区に住むクマル・ナヤックさん(Kumar Nayak、63)は20本の足指(19本との報道も)と12本の手指を持って誕生した。家族は生活するのがやっとで、クマルさんは今まで一度も医師の診察を受けたことがなく、近所の人には「魔女だから近づくな」と忌み嫌われながら63年間生きてきた。
出典:Techinsight
クマル・ナヤックさんは、インド東部に住む女性。
海外誌『Metro』は以下のような写真を掲載しています。
手に関してはわかりにくいですが、足の指に関してはひと目で多いのがわかります。
この女性はいわゆる多指症という病気であり、医学の知識が一般人に広く普及されていないインドのような発展途上国では、好奇の眼差しの対象になってしまいます。
多指症という病気は日本でもそれほど珍しいわけではなく、見た目だけではなくさまざまな合併症を引き起こすといわれています。
多指症とはどんな病気?
多指症は、一般的な本数よりも足や指の本数が多く生まれてきてしまう病気です。
生まれつき発生する先天性異常のなかでは比較的割合の多い病気であることが知られており、世界中でさまざまな報告があります。
ただ、今回のクマル・ナヤックさんのように足の指が合計で20本もあるという症例は珍しく、普通は1本や2本多く生まれてきてしまうという程度です。
この多指症、実は歴史上の人物でも多くの有名人が持っていた病気といわれています。
例えば、天下を統一した豊臣秀吉。
彼は右手の親指が2本あったといわれており、これは伝説的な話ではなく、しっかりと史実に残っている話です。
数百年前のことなので実際にそれを見た人はすでにこの世には誰ひとりとしていない訳ですが、国祖遺言という書物のなかに記述があります。
国祖遺言は加賀藩中の家臣に向けて前田利家の活躍を記した書物です。
このなかに以下のような記述があります。
「太閤様(豊臣秀吉)の右の手には、親指が1本多く、6本の指があった」
また、これ以外にも宣教師フロイスが記した日本史という書物の中にもこのような1文が登場することから、信憑性はかなり高いと思われているのです。
また、近年の話で言えばスリップノットのシド・ウィルソンも手の指が生まれつき6本あり、手術をしたことで知られています。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
病気であることが理解されない
これは発展途上国によくありがちなことですね。
日本でもあることなので、この病気の周知をしてほしいです
見た目が奇妙に見える病気はいじめや迫害の原因になりますよね
非常に悲しいことです
インドとかだと見た目だけで判断されちゃうんだな
60年以上もそういう環境で絶え続けたって、、、
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