桜木琢磨被告はなぜ中国に?事件経緯と死刑執行回避でマリ人の現在は?

事件

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

中国で薬物運搬の罪に問われている桜木琢磨被告に判決が言い渡されました。

2019年11月8日付けで言い渡された判決によると、無期懲役とのこと。

死刑は回避されたものの、無罪を主張していた桜木被告側からすると到底受け入れられない判決になりました。

今回は桜木被告の裁判と一連の事件の経緯について取り上げます。


桜木琢磨被告はなぜ中国に?事件経緯

桜木被告が中国当局に逮捕されたのは、2013年。

中国江東省広州市にある空港で、桜木被告が持っていたスーツケースの中から3キロを超える薬物が見つかったことで、薬物運搬の罪に問われました。

当時のニュース報道では以下のように速報で報じられました。

愛知県稲沢市の桜木琢磨市議(70)=無所属=が渡航先の中国広東省広州の白雲国際空港で、薬物所持の疑いで中国公安当局に拘束されていたことが15日、分かった。稲沢市が明らかにした。

外務省から市に入った連絡によると、桜木市議は10月29日に中国へ渡航。31日に同空港から帰国する際、手荷物検査で所持品から薬物が見つかり拘束されたという。

過去には、中国で日本人が薬物運搬の罪で起訴され、その結果死刑判決を受けたことがあり、このときも同様の結果になるのではないか?と日本中が大騒ぎになりました。

桜木被告が2013年当時、なぜ中国を訪れていたのか?という点については、当時のニュース記事で『貿易目的』であったということが記載されていました。

桜木被告は自動車関係の貿易会社を経営していて、この仕事の一環として中国を訪れていたようです。

死刑執行回避でマリ人の現在は?

桜木被告は無罪を主張しており、スーツケースに薬物が入っていたことは知らなかったと言っています。

このスーツケース自体は、マリ人の男から手渡されたものだと言われており、このマリ人の男も同時に起訴されています。

気になるのは、同時に起訴されたこのマリ人の男がどのような罪に問われているのか?という点。

実際に過去のニュース記事などを調べてみても、桜木被告に関する内容ばかりでマリ人の男の量刑についてはほとんど情報が出てきません。

中国の法律では、75歳以上は死刑に問わないという決まりがあるため、今回死刑を免れた桜木被告。

もし起訴内容通り運搬罪が適用されるのだとしたら、マリ人の男は死刑判決を受けている可能性が高いものと思われます。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

どっちにしても中韓北なんかにに行く時点でリスクが高すぎる。

本当に知らなかったなら怖い。
昔、ミッドナイトエクスプレスって映画を観て、
国によって法律や罰則が全然違うんだと驚いた。
故意じゃないなら何とか助けてあげて欲しいとは思うけど…。
中国に限らず危ない思想国家にはもっと注意して
渡航すべきだと改めて思う。

本当に知らなかったとすれば、この国は恐ろしい。知っていたとすれば、中国の法律に従うべき。
政府は邦人保護の観点から中国側の証拠と根拠を問い合わせるべきだし、弁護士も立てるべき。場合によってはその費用も負担すべきだろう。その情報を公開してもらいたい。