【原因】東証システム障害で株価への影響は?トラブルダウン復旧はいつ

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こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

世界有数の取引所として知られる東京証券取引所で大規模なシステムトラブルが発生しました。

このシステム障害で、全面的に株式の取引は中止されており、午前11時半の時点でも復旧の目処は経っていません。

ここでは東証システム障害による株価への影響と原因、復旧までの時間などについて見ていきます。


最新の報道により、10/1は終日取引停止と発表されました。


東証システム障害↓原因はなに?

この件について、共同通信などは以下のように報じています。

日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所は1日、システム障害が発生したため、午前9時の取引開始から株式全銘柄の売買を停止した。注文の受け付けも取りやめた。取引開始前から相場情報の配信が滞った。原因の究明と復旧を急いでいる。東証のシステムを利用する札幌証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所も1日、株式全銘柄の売買を停止した。先物取引は通常通り実施された。

東証の株式売買システム「アローヘッド」を手掛ける富士通は1日、「障害の内容や原因についてはコメントを控える」と説明した。

東証とは別システムの大阪取引所では、先物取引が通常通り実施された。

共同通信以外も日本全国の情報誌・メディアがこぞってこの話題を取り上げています。

ただ、その原因について明言している媒体は今のところ一切なく、東証も原因については明言を避けています。

また上記にある通り、東証の売買システムの開発を手掛けている富士通もこの件には口を閉じており、現時点で原因が特定されているのかどうかさえも不明です。

東証システム障害で株価への影響は?

投資家として一番気になるのはこの部分でしょう。

今回の東証システム障害によって、株価への影響はどれほど出るのでしょうか?

これについては実際に挙動を見てみない限り、なんとも言えませんが、市場関係者は以下のように解説しています。

指標となる日経225先物12月きりは午前10時半現在、前日比140円高の2万3320円で取引されている。市場関係者からは「売買再開後には株価が乱高下しやすくなる」(中堅証券)と警戒する声が聞かれる一方、「株価上昇局面にある中では慌てふためく必要はない」(別の中堅証券)と冷静な見方もあった。

長く投資をやっている人であれば、売買再開直後の乱高下は十分予測できることでしょう。

恐怖感からくる売り注文の殺到が起きる可能性はありますが、この状況では静観するのが正しいと市場関係者は語っています。

トラブル(システムダウン)復旧はいつになる?

東証はこれまでに何度かのシステムトラブルを起こしています。

もっとも直近で言えば、2006年のライブドア事件の際のシステム障害

ライブドア事件を受け、大量の売り注文が殺到したものの、これを処理しきれず一旦売買が停止になりました。

この他にも、細かいもので言えば2018年、2012年にもトラブルが発生しています。

これらのときの状況と今回の状況は違うため明確にはわかりませんが、過去の経験から最低でも4時間以上は復旧するまでに時間がかかると言われています。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

もう停止してから1時間以上経ってる。こんなに停止してて株価に影響しないのか心配になってくる。
といって確認作業もできない。
トレーダーの人達のイライラがわかります。
復旧は急いで欲しいがもしこれが外部からの原因ならば、と良からぬ事も考えてしまう。

中途半端な原因究明で取引を開始するより、全面停止しているほうが売買が止まる訳ですから、影響は少なくなると思いますよね。
不具合があるままで取引を再開して、おかしな売買になったら、大変は問題になってしまう。
つまり、今は静観して安全に再開する事を待つ。長くなっても、それが一番安全だと思います。

一瞬、サイバー攻撃を連想してしまった。日本のセキュリティは良い方かと思いますが、IT関連は総体的には遅れているし、社会的インフラとして、証券取引システムの強化は推進すべきだと思う。