こんにちは！Buzz Fixer編集部の吉井です。
足立区の柳原病院で2016年に起きた事件。
この事件に対する控訴審判決が東京高裁で7月13日に言い渡されました。
ただ、この判決が逆転有罪となり、ネット上では物議を醸しています。
ここでは、逆転有罪判決を言い渡した朝山芳史裁判長について、詳しく取り上げていきます。
朝山芳史裁判長が逆転有罪判決↓東京高裁
この件について、弁護士ドットコムは以下のように報じました。
手術直後の女性患者に不適切な行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた男性医師の控訴審判決で、東京高裁の朝山芳史裁判長（細田啓介裁判長代読）は7月13日、1審・東京地裁の無罪判決を破棄し、懲役2年を言い渡した。検察側は一審で懲役3年を求刑していた。
当初裁判長の名前は公表されていなかったため、SNSなどでは『この判決を出した裁判官の名前は？？』と大きな話題になっていました。
その数分後、裁判長の名前が公表されると、朝山芳史裁判長に対するさまざまな意見が多く投稿されるようになりました。
朝山裁判長を始めとする高裁は判決理由について以下のように説明しています。
判決は、1審が「せん妄の影響を受けていた可能性があり、信用性に疑問が残る」としていた女性の証言について、「迫真性が高い上、知人に送ったLINEメッセージとも符合する。男性医師がベッドの左側にいたことなどは、他の証人の証言と整合しており、犯行の直接証拠として強い証明力を有する」と認めた。
せん妄の可能性については、「事件当時せん妄に陥っていなかった、もしくは、仮にせん妄に陥っていたとしても、せん妄にともなう幻覚は生じていなかったと認められる」として、信用性の判断に影響しないとした。
法曹会だけでなく、医師の間でも物議を醸している今回の判決。
逆転有罪を言い渡した朝山芳史裁判長とは一体どのような人物なのでしょうか？
朝山芳史裁判官のwiki経歴+評判↓大学+高校の学歴は？
朝山芳史氏は、元東京高裁の裁判官。
実は朝山裁判官は2020年7月現在、すでに退官しています。
退官したのは令和2年5月2日。
報道機関による報道では、『朝山芳史裁判長（細田啓介裁判長代読）』と書かれていますが、代読と書かれているのはすでに退官した人物だからです。
朝山裁判官の経歴は以下の通り。
R 2. 5. 2 定年退官
H27. 8. 6 東京高裁部総括判事
H25.12. 5 高知地家裁所長・高知簡裁判事
H22. 4. 1 横浜地裁部総括判事
H18. 4. 1 東京地裁部総括判事
H15. 4. 1 大阪地裁部総括判事
H11. 4. 1 最高裁裁判所調査官（東京地裁判事・東京簡裁判事）
H 9. 4. 1 東京地裁判事・東京簡裁判事
H 8. 4. 1 那覇地家裁沖縄支部長・沖縄簡裁判事
H 7. 3.24 那覇地家裁沖縄支部部総括判事・沖縄簡裁判事
H 4. 4. 1 東京地裁判事
H 3. 4. 7 大阪地裁判事
H 1. 4. 1 大阪地裁判事補・大阪簡裁判事
S61.11. 5 岡山地家裁判事補・岡山簡裁判事
S60. 8. 1 岡山地裁判事補・岡山簡裁判事
S59. 4. 7 最高裁刑事局付（東京地裁判事補・東京簡裁判事）
S58. 4. 1 最高裁刑事局付（東京地裁判事補）
S56. 4. 7 東京地裁判事補
平成27年の東京高裁総括判事就任以降は、世間を賑わせた大きな事件をいくつも担当しており、メディアでも名前がよく取り上げられた人物です。
朝山芳史裁判官は2017年の東名あおり運転も担当
今回逆転有罪判決を出した朝山芳史裁判官は、2019年12月に東京高裁で行われたあおり運転事件に関する控訴審も担当しています。
この事件は、2017年6月に東名高速道路で起きたあおり運転事件で、あおりの末に停車した車は後続車に追突され、夫妻が犠牲になるという痛ましい事故に発展しました。
逮捕された石橋和歩被告には厳罰を与えるべきと大きな話題になりましたが、東京高裁では１審横浜地裁の懲役18年を破棄し差し戻しを言い渡しました。
この差し戻しを言い渡した裁判官こそ、朝山芳史裁判官です。
以下、当時のニュースを引用。
神奈川県の東名高速で２０１７年６月、あおり運転の末に夫妻が亡くなったとして、危険運転致死傷などの罪に問われた石橋和歩（かずほ）被告（２７）の控訴審判決で、東京高裁（朝山芳史裁判長）は６日、同罪の成立を認めて懲役１８年（求刑懲役２３年）とした一審判決を破棄し、審理を横浜地裁に差し戻した。
朝山裁判長は同罪の成立を認めつつも、一審の公判前整理手続きで裁判官が「同罪は認められない」と表明しておきながら、判決で認めたのは弁護側に対する不意打ちにあたると指摘。手続きに違法があると判断した。
出典：朝日新聞
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか？
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
医者の世界は極めて閉鎖的。立派な医師もいる一方、少なからずおかしな連中がいることは事実。医師会も、処分を決める厚生労働省の医道審議会もとにかく身内には甘い。
この事件は報道でしか知らないが、あえて逆転判決えお下したという事は、一審で隠し切れなかったボロが出てきたと見るのが妥当だろう。
この判決は非常にまずいと思う。医師による職権乱用が存在したことを意味し、再発防止の処置は絶対に必要でしょう。女性専用車両などと同様、女性の診療は女性の医師にしかできない時代が来るかもしれない。
その医者が自分と患者さんだけの状況になれるような指示を看護師に出していたとしたらほぼ間違いないでしょう。
確固たる証拠がなくても関係者からそういう不可解な指示があったと裏が取れたのではないのでしょうか。
最近のコメント