こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
サンパウロ州立交響楽団などで指揮者を務めていた宗像直美(むなかたなおみ)さんが死去したと報じられました。
日本国内での知名度は高くないものの、移住先のブラジルでは有名な日本人指揮者。
今回は突然の訃報が報じられた宗像直美さんについて、詳しく取り上げていきます。
宗像直美が死去で死因=病気
《ブラジル》■訃報■宗像直美さんコロナで病死=サンパウロ州立交響楽団合唱団の指揮者#宗像直美 #サンパウロ州立交響楽団https://t.co/FOUE2lGSJM
— ヨハン・シュトラウス2世 (@straussmania) March 26, 2020
この件について、日経新聞などは以下のように報じています。
サンパウロ州立交響楽団(OSESP)合唱部などの指揮者、指導者として活躍してきた宗像(むなかた)直美さんが26日正午ごろ、サンパウロ市のオズワルド・クルス病院でコロナウイルス感染症が悪化して亡くなった。享年64。16日から入院し、19日に検査結果が陽性だと判明していた。
宗像さんは1955年5月31日、広島県生まれ。家族に連れられて2歳の時に移住。父・宗像基さん(もとい)の影響を受け、7歳から合唱を始め、サンパウロ音楽院音楽学部で指揮者・作曲家の勉強をし、東京大学に留学。94年の州立交響楽団合唱部の創立時から指揮者として指導に当たり、2015年まで務めた。その後もサンパウロ市立合唱団の首席指揮者も務めていた。
17年には日本国在外公館表彰も受けていた。
報道によると、宗像さんは3月16日に体調不良で入院。
その後の検査で、新型コロナウイルスの陽性反応が判明しています。
感染症の悪化による死去とは報じられているものの、詳細な死因については今のところ明かされていません。
世界で活躍する日本人指揮者のあまりにも早い訃報に、国内でも悲しみの声が上がっています。
東大→指揮者の経歴と学歴 父は宣教師
広島生まれで2歳のときにブラジルに移住し、指揮者などとしてブラジルのクラシック音楽界に貢献した宗像直美さんがコロナウイルスによる64歳で死去。https://t.co/Za7HDykhhB
— Miguel Hirota (@mig76fk) March 26, 2020
宗像直美さんは、1955年生まれの日本人指揮者。
広島県に生まれ、2歳でブラジルに移住。
学歴は以下の通り。
サンパウロ音楽院音楽学部
→東京大学(留学)
東大留学後は移住先のサンパウロで合唱団の指揮者として活躍しました。
ちなみに、父親である宗像基(もとい)さんは、牧師として知られています。
直美さんがブラジルに渡ったのも父である基さんが宣教のために渡ったことが理由です。
宗像基さんのプロフィールは以下の通り。
1924年10月23日、台湾基隆市で生まれる。台北第一中学校卒業後、1941年海軍兵学校入学。卒業後、軽巡洋艦「木曾」乗り組みとなる。少尉任官後、特殊潜航艇「蚊龍」艇長となる。その後、後輩の指導教官となり、敗戦を迎える。1947年、日本キリスト教神学専門学校に入学。卒業後、伊豆松崎教会牧師、広島牛田教会牧師を経て、1957年、宣教師としてブラジルに渡る。1979年、帰国し、広島キリスト教社会館館長、同保育園園長に就任。1990年、現在の小平学園教会牧師となる。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
2014年には日本の震災復興のコンサートでタクトを振ってくれたのですね。
武満徹「弦楽のためのレクイエム」もプログラムにあったようですね。
ありがとうございました。今は安らかにお休みください。
よりによって数十人しかいない死亡者の中に入るなんて運が悪いというか人生無常ですね。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
64歳ってまだまだ若いのに残念です。
ご冥福をお祈りします。
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