4時禁ルールの岐阜県中学校はどこで学校名は?西濃地域など

コラム

こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。

岐阜県内の小中学校で、『4時禁ルール』なるものがあるとして大きな話題となっています。

『4時禁ルール』とは、学校が早く終わったとしても、平日の午後4時までは自宅からの外出をしてはいけないという校則。

これがいわゆる『ブラック校則なのではないか?』として、ネットでさまざまな意見が交わされています。


4時禁ルールを岐阜新聞が特集

2020年1月21日付けの岐阜新聞web版で、『4時禁ルール』に関する特集が行われました。

「4時禁ルールを知っていますか」。西濃地域で学習塾を営む男性(30)が岐阜新聞の「あなた発!トクダネ取材班」に情報を寄せた。4時禁とは、主に中学校で授業が午前中に終わって早く帰宅した生徒に、午後4時まで外出を禁じる決まりのこと。

取材班が実態を調べると、県内各地で同様のルールが存在していることが分かった。「校外での過ごし方を学校が決めるのはおかしい」と批判的な意見がある一方、「学習時間を確保できる」「トラブルに巻き込まれる心配がない」といった必要論も根強い。

4時禁は、近年見直しが進む不合理な「ブラック校則」なのだろうか。

岐阜県の西濃地域で塾を経営する男性は、生徒から『4時禁ルール』の存在を聞かされたとのこと。

このルールに疑問を持った男性は、岐阜新聞に告発を行い、ネットで大きな話題となったという流れです。

この問題については、専門家などもコメントを投稿するなどして、掲示板などでも賑わいを見せています。

4時禁ルールの岐阜県中学校はどこで学校名は?西濃地域に多い?

話題となっている『4時禁ルール』を採用している学校にはどのようなところがあるのでしょうか?

今回、岐阜新聞に告発を行った男性は西濃地域で学習塾を経営しているとのことですが、この校則があるのは西濃地域に限ったことではないと記載されています。

各市町村の教育委員会などに話を聞くと、西濃地域に限らず県内各地の中学校で4時禁に相当するルールを設けているとの回答が得られた。教員研修として行われる研究授業のため、一部を除いて生徒が午前中で下校する日などに適用され、年10回未満という。

出典:岐阜新聞より

また、Web上で署名活動を呼びかけるサイト『Change.org』などでも、以下のように記載されています。

この他、Twitterには『岐阜県の教育を考える会』のアカウントで以下のような投稿がありました。

この調査によれば、岐阜県内で80校もの小中学校がこのルールを導入しているとのことです。

これほどの数なので、1校1校上げることは不可能ですが、全体で見ても導入している学校はかなりの割合を占めていることが分かります。

なぜ4時禁ルールが設けられたのか?

今回の報道を聞いて、単純に疑問なのがなぜこのルールを導入しているのか?ということ。

岐阜新聞ではこの理由について以下のように書かれていました。

「学校に残って研究授業を受けている生徒がいる中で、帰宅した生徒にも有意義に過ごしてほしいという良き文化。約束を守らない場合には相応の指導が必要」
「普段は学校にいる時間帯で、安全面への配慮が大きい」

これはいずれも教育委員会による回答です。

ただ、前掲した『Change.org』のページには以下のようにも書かれています。

荒れていた時代に導入され、学校側がトラブルを未然に防ぐ意図で行われた措置である可能性が高いというものです。

ネットの反応

今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?

ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。

登校前と下校後の生徒の行動は学校の責任外にしたら良いと思う。

家で勉強しようが外で遊ぼうが自由で良いと思う。

その子の行動責任は本人とご家族の問題で、学校が管理するものではない。

どうしても学校や地域自治体にも責任を負わせたければ、これくらいの制限は仕方ないと思う。

校則と学校の責任はセットだと思う。プライバシーだとか人権だとか主張するなら学校時間以外のトラブルは学校に頼らない、学校に責任を求めないことが条件だね。この際、校則をなくして生徒指導も学校から無くして、いじめやトラブルは全部警察や弁護士に頼むのがいいんじゃない。教員の働き方改革にもなるだろうし。

帰宅後に生徒が悪さしても学校の先生が謝りに行くからな
そしてその悪さの被害者(例えば万引きされた店舗)も学校や教師からの謝罪を求める傾向がある以上、
帰宅後の生徒の行動も学校が管理せざるを得ない。
下校後の生徒の行動と学校を切り離すためには、社会の考え方から変えないと無理