こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
2017年の6月に東名高速道路上で起きたあおり運転事件。
この控訴審判決が2019年12月6日に言い渡され、結果、差し戻しとなりました。
その理由について東京高裁の朝山裁判長は、『裁判手続き上の欠陥』を指摘しています。
第一審の横浜地裁で裁判長を務めていたのは深沢茂之裁判官。
適応が難しいとされていた危険運転致死傷罪を認定し、懲役18年の判決を出したときも話題になりました。
ここでは深沢裁判長について詳しく取り上げていきます。
東名あおり裁判官=深沢茂之裁判長の経歴や学歴は?
(※上記画像は、山形地方裁判所所長に着任したときの顔写真)深沢茂之氏は、1958年生まれの裁判官。
新潟県新潟市の出身で、専修大学法学部を卒業後、1985年に旧司法試験を合格しています。
3年後の88年には裁判官に任官しているところを見ると、かなり優秀な成績で司法試験を通過したものと思われます。
裁判官任官後も順調にキャリアを進めており、名古屋地裁、山形地裁、東京地裁などの判事を歴任した後、2015年に横浜地方裁判所部総括判事に着任。
この時期に今回話題となっている『東名あおり事件』の裁判長を務められました。
2019年から横浜地裁を離れ、山形地方裁判所の所長に着任しています。
横浜地裁では具体的にどんな不備があった?
東名あおり事件の控訴審判決で、朝山裁判長は以下のように判決を出しました。
「被告の手続き保障を十分確保しなかった違法がある。同罪が成立し得る前提で、改めて裁判員で審理をすべきだ」
第一審の裁判官は公判前整理手続きにおいて、『暫定的ではあるが、危険運転致死傷罪の適用は認められない』と発言していたのにも関わらず、その見解が変わったことを伝えないまま裁判員裁判が進行したことについて不備があると認めたようです。
この差し戻し判決については、ネット上でも波紋が広がっており、『裁判官や裁判所の不備で審理が差し戻されるというのは辞めてほしい。。。』という声が上がっています。
差し戻しに関する詳しい内容は、以下の記事でも取り上げています。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
この差し戻しは、被告のした行為についての判決が適当ではない、とは決して言っていない。
裁判の進め方に問題があったから、裁判自体が成立しない、判決を下す以前の問題だということ。
今回責められるべきは、被告でも弁護士でもなく、裁判官。情けない限り。
然るべき方法で裁判をすれば、相応の罰を下すのは当然であり、それは高裁も否定していない。
路肩や退避させる場所に止めたならまだしも車が走り続けてる車道で無理矢理おろしたら十分危険じゃないのか?
危険じゃないと言う人は同じ体験をしてみたらいいのでは?
判決は差し戻されても変わらんだろうが、訴訟法の原則からすれば、戻さにゃいけない手続上の瑕疵だろな。
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