こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
大規模な自然災害などに対して、国が総力をあげて地方自治体の救済支援を行う法律である、災害救助法が千葉県に適用されていないことが話題となっています。
災害救助法という法律は、災害直後の応急処置的な対応を目的に定められたものです。
この度起きた台風15号による災害では、多くの家屋が倒壊し、停電などで今なお不安にかられている人も多い状況です。
死者も出ていることから、通常であればこの法律の適用範囲内であるのにも関わらず、なぜ適用されていないのでしょうか?
今回は、台風15号に伴う災害救助法の適用問題について取り上げます。
千葉県が災害救助法適用申請をしていないことが話題に
2019年9月12日に、参議院議員の小西洋之氏がTwitterで千葉県の災害救助法の適用申請をしていない件について言及しました。
この度の災害対策の要である災害救助法が千葉県には適用されていません。
内閣府責任者に「ある程度の被害見積もりでも県から申請されれば直ちに適用する」と言質を取り、千葉県最高幹部に至急の申請を伝達しました。
※災害救助法は、水、食料、避難所、医療など国が被災地に全面支援するための法律— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年9月12日
このツイートがネット上で大きな話題となり、世論からは様々な声があがっています。
なぜ災害救助法の適用申請をしなかったのか?
そもそも、千葉県知事を始めとする幹部たちは災害救助法の申請を真っ先にすべきではなかったのか?
などといった声が多く出ており、今後も波紋を広げそうです。
千葉はなぜ台風15号の災害救助法適用を申請しなかった?
2019年9月12日18時現在、千葉県の台風15号の被害に対して災害救助法は適用されていません。
では、なぜ真っ先にこの法律の適用申請をしなかったのでしょうか?
小西議員のTwitterでのコメントにもある通り、内閣府の責任者は『県からの申請があればいつでも適用する構えはある』との発言をしているようです。
つまり、この情報が正しければ、あとは千葉県が申請を行えばいいだけということになります。
それなのにも関わらず、申請を行わなかったのは、千葉県の担当者のミスなのか?と疑わざるをえません。
ちなみに、最新情報によれば、12日中に災害救助法の適用が行われるとのことです。
本日中に災害救助法が千葉県に適用されることを内閣府に確認しました。
一刻も早い決裁を要請しています。まさに国の総力を挙げて住民の皆さんの支援を頑張って頂きたい。 https://t.co/vGZyKZ4Maz
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年9月12日
こちらの小西議員のツイートでも、内閣府への確認が取れているとコメントされています。
台風15号は観測史上最大の瞬間風右側を記録した
今回の台風15号は非常に強い台風で、関東を直撃する前から備えをすべきと言われていたものの、ここまで大きいとは思わなかったという人も多いはずです。
実際、被害の特に大きかった千葉県の千葉市では、過去最大の瞬間風速を記録しています。
気象庁などによれば、『午前4時半ごろに57.5メートル』という暴風が観測されており、これは昭和41年の記録開始以降、最大の瞬間風速とのことです。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
千葉県台風災害の災害救助法適用について、内閣府責任者「ある程度の被害見積もりでも県から申請されれば直ちに適用する」。 ふざけるな。いま必要なんだ。南房総市など小さな市では、必要なものがあっても予算がなく手配できない。官僚は、できない理由ばかり考える。
千葉県の停電。昨年の北海道より長引きそうで胸が痛む。 森田健作知事、東電作業員の不眠不休の話より、災害救助法の適用申請が先だったのでは?
え?災害救助法適用の申請してないの?なぜ?増税できなくなるから?大災害なんだからいっそ減税してさらに財政出動するのが普通でしょ。
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