こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
1989年の7月に新宿で見つかった大量の人骨。
この衝撃の発見から今年(2019年)で30年の節目を迎えるということで、改めて各メディアが報じ、話題となっています。
今回は、新宿で見つかった大量の人骨の詳細と、それと関連が噂されている731部隊について取り上げます。
新宿の人骨が見つかった場所はどこ?戸山公園の画像(写真)
30年の節目を迎える今年、朝日新聞などでは以下のように報じています。
30年前の1989年7月22日、東京都新宿区の厚生省(当時)戸山研究庁舎建設現場で多数の人骨が見つかった。細菌戦を研究した旧陸軍の731部隊と関係が深い防疫研究室があった場所だが、関連は不明なままだ。
区が鑑定を頼んだ専門家は100体以上のアジア人の骨と推定。数十年~100年、土の中にあったと判断した。大人の男性が多く、生前に刺したり切ったりされた跡や、死後に銃弾を受けたと考えられる骨もあったという。
厚生労働省は防疫研究室が属した陸軍軍医学校の関係者らに問い合わせたが、人骨の由来は分からず、発見場所近くに設けた納骨施設に安置している。
発見現場となった一帯には、終戦まで軍医学校があった。731部隊は戦時中、生物・化学兵器開発のため中国人らに人体実験をしたとされる。
出典:朝日新聞
当時の報道を知らない若者世代も、この報道を知って驚きを隠せない様子。
Twitterなど、ネットでは『新宿から大量の人骨が発見されるなんて信じられない』というような趣旨の書き込みも目立っています。
そんななか、この人骨が見つかった具体的な場所について知りたいという声も多いようです。
この人骨が発見されたのは、『東京都新宿区戸山1丁目』周辺。現在の地図で見ると以下の地区に該当します。
一方、発見当初の航空写真は以下の通り。
この写真に映る更地には、現在『国立感染症研究所・戸山研究庁舎』が建てられています。
ちなみに、人骨が発見された近くには、現在『戸山公園』が作られており、ここには多数の謎の人骨を納めるべく納骨堂が建設されました。
2019年現在も、戸山公園では納骨のための石碑を見ることができます。
731部隊の人体実験の内容や女性マルタ
新宿から見つかった人骨との関連として有力視されているのが、731部隊です。
731部隊とは、第二次世界大戦中の日本の研究機関のひとつです。
731部隊(ななさんいちぶたい)は、第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関のひとつ。正式名称は関東軍防疫給水部本部で、731部隊の名は、その秘匿名称(通称号)である満州第七三一部隊の略。
満州に拠点をおいて、防疫給水の名のとおり兵士の感染症予防や、そのための衛生的な給水体制の研究を主任務とすると同時に、細菌戦に使用する生物兵器の研究・開発機関でもあった。そのために人体実験や、生物兵器の実戦的使用を行っていたとされている。
出典:Wikipedia
軍の機密情報が厳重に管理されていたため、正確な資料が残っておらず、詳しいことは不明ですが、当時の関係者などからさまざまな噂や説が出ています。
そのなかでもよく話題に上がるのが、人体実験。
日本史の学者でもある常石敬一氏や秦郁彦氏によると、本人の意志に反した不当な人体実験が行われていたといいます。
731部隊では、人体実験のために集められた人を『マルタ』という名称で呼び、このなかには女性もいたとされています。
女性は主に性病実験などで利用され、梅毒に感染させるなどの実験行為があったという噂もあります。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
もっと、早く調査すべきだったんじゃないの?
何故、このタイミング?と思ってしまうな。
今ならDNA鑑定で、ある程度、分かる事とかあるんでしょうか?
当時の関係者はまだ生存の可能性もある、
調べようと思えばすぐに分かる話しだろうが
何故調査しようとしない。
それこそが問題だろう。
ナチスのグンイの例もあるように、人体実験が行われていたであろう事は間違いなさそう。
どんなに自分たちに不都合な結果だろうが、まずは真実を突き止めて、それを公にする勇気を持とう。
それを基に良い世の中にしていけば良い。もちろん弔いは忘れずに。
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