こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
1989年から続いている富士忍野グランプリフォトコンテストである疑惑が浮上しました。
その疑惑というのが、グランプリ作品に輝いた写真に合成の疑いがあるというもの。
歴史あるフォトコンテストで合成写真の疑いが浮上したことで、全国的にも大きな話題になっています。
富士忍野グランプリフォトコンテスト『紅富士輝』に合成写真疑惑
富士山写真の最優秀賞に「合成」指摘 「満月撮れない」https://t.co/kSkLzCwdRx
富士山など地元の景観を全国に発信しようと山梨県忍野村が1989年に始めた「富士忍野グランプリフォトコンテスト」で、今年の第30回グランプリ(最優秀)賞に輝いた作品が「合成写真だ」との指摘が相次いだ。
— 朝日新聞名古屋編集局 (@asahi_nagoya) June 4, 2020
この件について、朝日新聞デジタルなどは以下のように報じています。
富士山など地元の景観を全国に発信しようと山梨県忍野村が1989年に始めた「富士忍野グランプリフォトコンテスト」で、今年の第30回グランプリ(最優秀)賞に輝いた作品が「合成写真だ」との指摘が相次いだ。
村によると、受賞者は「多重露光で撮影し、カメラ内の技術で作った作品」などと説明したという。デジタル技術が進歩し、写真のあり方を問う声も出ている。
村が3月半ばにホームページに掲載すると、富士山を撮影してきた富士北麓(ほくろく)の写真愛好家ら十数人が、合成だと村に訴えたり、SNSに投稿したりしている。「申告の日時に、忍野村から朝焼けの富士山頂と満月が絡む風景は撮れない」という声で、そうした構図で撮影できるのは3年後までないというのだ。
この記事のなかでは、同フォトコンテストに作品を出したこともある写真愛好家たちの声も掲載されています。
それによれば、『合成は明らかで、極めて幼稚』だといいます。
素人が見る限りでは、少なくとも明らかな合成とまでは言えませんが、周辺の環境や気象条件などから考えてもこのような写真は物理的に取れないといいます。
富士忍野グランプリフォトコンテスト第30回最優秀賞は誰で名前は?
今回の件が大々的に報じられると、この作品の出品者は誰なのか?と話題になりました。
朝日新聞の報道では、『神奈川県の男性』ということしか書かれていません。
ただ、コンテンストに出品された過去の作品は、山梨県忍野村のホームページにギャラリーとしてストックされています。
物議を醸しているのは第30回の最優秀賞作品『紅富士輝』という作品。
これを手がかりに探していくと、以下のページがヒットします。
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/gallery/
このなかから、『紅富士輝』に該当する写真の詳細情報を見てみると、以下の通り。
撮影者として永野敏昭という名前が掲載されていました。
※ただし、現時点では合成であったかどうかは正式発表されたわけではありません。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
これはもう選考する主催者のさじ加減ひとつなのでは。
主催者がどんな写真を求めているか。
村の景観をテーマにした写真美術作品を、ということならなんでもアリではないかな。
この景色を見にきてもらいたい、という趣旨なら実際見られない景色の写真ではダメでしょう。
富士山だけでは佳作にもならない画像に月を足すとグランプリとなる。時間、場所、気象などの条件が揃って価値となる。大勢が狙う構図を合成しても直ぐバレる。審査員も富士さん専門でなければ見抜くのは難しい。ある新聞社の写真展で渓谷に動物の剥製画像を合成したものが賞され展示してあり、指摘したが本人が認めないとのことでそのまま。こんなので賞をもらって何が嬉しいのでしょうね。
写真展の応募要項に多重露光やコンポジット、合成やレタッチ不可とあれば取り消しが妥当
要項にそういうのが無ければOKだと思う。
他の人が指摘しているところを見ると合成不可だったんかな?
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