こんにちは!Buzz Fixer編集部の吉井です。
ステーキチェーン『いきなりステーキ』に掲載された張り紙がネット上で炎上しています。
話題となっている張り紙は、創業者である一瀬邦夫(いちのせくにお)名義で掲載されたもので、前代未聞の内容でした。
その内容というのが『来店客が減少しているのでお店に着てほしいというお願い』。
これにはネット上からもさまざまな声が上がり、その多くは経営者としての是非を問うものでした。
今回は前代未聞の張り紙を出したことで話題になっているいきなりステーキ創業者の一瀬邦夫氏について取り上げます。
一瀬邦夫名義でいきなりステーキに前代未聞の張り紙
今回の張り紙の件については、J-CASTニュースなどが以下のように報じています。
いきなりステーキ・渋谷センター街店を訪れたというツイッターユーザーが2019年12月8日、張り紙の写真を投稿。ネット上で話題を呼んだ。
張り紙は「社長からのお願いでございます 従業員、皆元気よく笑顔でお迎えいたします」と大きな字で書かれ、「いきなりステーキは日本初の格安高級牛肉の厚切りステーキを気軽に召しあがれる食文化を発明、大繁盛させて頂きました。今では店舗の急拡大により、いつでも、どこでもいきなりステーキを食べることができるようになりました」とチェーンの成長を振り返る。
ところがこれに続くのは、
「しかし、お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります。従業員一同は明るく元気に頑張っております」
と客足が遠のいている苦境の吐露。「お店も皆様のご希望にお答えしてほぼ全店を着席できるようにしました。メニューも定量化150g、200gからでも注文できオーダーカットも選べます」とし、
「創業者一瀬邦夫からのお願いです。ぜひ皆様のご来店を心よりお待ちしております」
とストレートに来店を呼びかけた。
出典:J-CASTニュース
いきなりステーキの店頭に掲載されたのは非常に長い文章で、報道にある通り『いきなりステーキの成り立ち』から最終的には『来店のお願い』という内容に。
ネットではこの内容を社長名義で掲載することについて、非難が集中。
『逆効果なのではないか?』『経営判断ミスなのに来店してほしいってなんか違う』といった声が相次いでいます。
現時点で掲載されているのは一部店舗のみですが、いきなりステーキの広報によると全国のチェーン店に掲載を拡大していく方針を明らかにしています。
一瀬邦夫の学歴や高校は?ウィキペディアはある?
2019年12月現在、いきなりステーキの創業者として知られる一瀬邦夫氏のウィキペディアは存在していません。
以下、一瀬邦夫氏の学歴や簡単な経歴を1次情報を元にしてまとめてみました。
一瀬邦夫の経歴と学歴
一瀬邦夫(いちのせくにお)は、1942年生まれ静岡県出身の実業家。
2019年12月現在、東証1部に上場している株式会社ペッパーフードサービスの創業者です。
『飲食の戦士たち』というサイトに掲載された一瀬氏の紹介ページを見てみると、最終学歴は高校卒業であることがわかります。
静岡市に生まれる。母と2人暮らし。高校を卒業後、赤坂の旧山王ホテルにてコックの修行を開始。
出典:飲食の戦士たち
さらに調べていくと、高校は千葉県市川市にある日出学園高等学校であることがわかりました。
幼い頃から母子家庭で育ち、家計は裕福ではなかったそう。
1960年に日出高校を卒業するとナポリという店に就職し、料理に携わることに。
しかし、幼い頃から2人で過ごしてきた母親に『日本一のコックになれ!』と激励され、それがきっかけで起業を決意したそうです。
株式会社ペッパーフードサービスについて
ペッパーフードサービスは今回話題になっている『いきなりステーキ』を中心に、ペッパーランチやアメリカンキッチンなどのステーキチェーンを展開する会社。
始まりは一瀬邦夫氏が1970年に現在は無い『キッチンくに』という個人店を向島にて創業したのがきっかけだったようです。
2013年に東証マザーズへ上場。
ペッパーフードサービスが大きな注目を集めることになったのは、2013年7月より開始された『いきなりステーキ』という新業態。
1号店を銀剤にオープンさせ、一気に売上を伸ばした同社は2017年に東証2部へ市場変更。
その3ヶ月後には1部へ市場変更し、2018年にはナスダックにも上場しています。
ただ、2018年4月から売上は減少傾向にあり、2019年度は前年同月比マイナス40%を超える売上減少で大幅な店舗縮小を表明していました。
ネットの反応
今回の報道を受けて、世論はどのように反応しているのでしょうか?
ネットの掲示板などに書き込まれたユーザーの声の一部を紹介します。
上から目線なんだよね。発明したとか、暗に従業員が困るぞとか。経営判断のミスなんだから、経営陣が無給にして、値下げしたら良い。
なんか、逆効果のような気がする。
来客が減ってますって、わざわざ社長が掲出するか?
それをみた従業員のモチベーションのこと考えないのかな?
まぁこういうのをやろうと言い出したとき周りに止められる側近がいないような会社なんだろうな。
「しかし、お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります。従業員一同は明るく元気に頑張っております」って、別に閉店しても困らないんですけど。
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